前回はイギリスのジャガーのクルマたちを紹介しました。
それに関連し、今回もイギリスのスポーツカーを紹介しようと思います。
ロータス ヨーロッパ スペシャル
1972~75年式
魔方陣スーパーカーミュージアムにて 2014年7月13日撮影
ロータスを代表するスポーツカー:ヨーロッパです。
ロータスは、フェラーリやポルシェと同じくスポーツカーの製造を専門とするイギリスの自動車メーカー。
ロータスが送り出した名車は数知れず。
このヨーロッパを始めとして、セブンやエラン、エスプリ・・・最近のモデルで言えば、エリーゼやエキシージなどがありますね!
ヨーロッパは“安価で誰でも買えるライトウェイトスポーツカー”を目指して開発がなされたクルマなのですが、フランスに輸出することを主眼において開発されたため、パワートレインはルノー・16(セーズ)からの流用です。
1万台近くが製造されたものの、その多くがフランスに渡ったといいます。
日本のスーパーカーブームを牽引したマンガ、「サーキットの狼」の主人公が駆るクルマがヨーロッパだったこともあり、輸入台数の割に日本では有名なクルマになっています。
もう1台ロータスのスポーツカーがいたので、そちらもご紹介。
ロータス セブン
年式不明
魔方陣スーパーカーミュージアムにて 2014年7月13日撮影
一度見たら忘れられないような、愛嬌があって特徴的なこのデザインは、今も色褪せることを知りません。
このクルマは、ロータスが製造していた本格派スポーツカーのセブン。
見た目も公道を走れるレーシングカーという感じで、屋根も必要最小限の幌製。内装も非常にシンプルなものとなっています。
エンジンはハイパワーなものを積んでいるわけではありませんが、1tを余裕で切る超軽量ボディのお陰で、走らせたら楽しいこと間違いなし!可愛らしい見た目とは裏腹に、結構スパルタンなクルマなのです。
ロータスではとっくのとうに製造を止めていますが、同じくイギリスの自動車メーカーであるケータハムが、現在でもロータスセブンとほぼ同じクルマを製造しています。
コピー商品というわけではなく、ロータスから正式に製造権を買い取った、れっきとしたライセンス品。
40年以上前のクルマとほぼ同じデザインのクルマが新車で購入できるなんて、旧車好きにとっては非常に羨ましい事です。