日産 ハイパーミニ(EA0)
2000~2002年式
房総半島にて 2012年11月3日撮影
隣のライフ よりも年式はずっと新しいですが、ずっと珍しいとも思われる、日産の軽自動車かつ電気自動車のハイパーミニがライフの隣にいました。ライフを紹介した時に、このクルマにも目を付けた人はマニアックですねぇ。
ハイパーミニは、OEMである軽自動車のモコやオッティよりも少し前に登場した、自社生産・自社設計の軽自動車です。200台ちょっとしか生産されなかったという超希少車なので、知らない人や見たことのない人も多いでしょう。僕も初めて見ました。
この当時の軽自動車よりもはるかに小さく、2人乗りですが、次世代のシティコミューターとして開発されたものなので、この大きさで十分だという考えです。アルミ製のフレームをベースとしたボディのためボディは軽量、モーターで駆動するため33psと非力ですが、その軽量ボディのお陰で1度の充電で115kmも走り、最高速度100km/hというパフォーマンスを発揮します。
専用の充電器を利用すれば4時間で満タンになり、深夜に充電を行えば1kmあたり1円ほどの電気代しかかからないということです。環境にも優しく、おサイフにも優しい電気自動車の先駆けといったところでしょうか。
生産台数僅か219台と言われる希少車が、何故こんな所にいるのかは分かりませんが、貴重なんですからスクラップにはしないでほしいですね。
房総半島の1ヤード、その中でも軽自動車ばかりが置かれていた「軽ゾーン」の全景です。ライフやフロンテクーペの下にフロンテクーペやアルトがいますが、ガイコツ状態だったりあまり古くなかったりするので、個別では紹介しません。
ここから目を左へ移すと「乗用車ゾーン」が見えます。次回からはそこの旧車を紹介して行きましょう。