本日はスズキの現役旧車を3台ご紹介します。
スズキ ジムニー550(SJ10-4) (奥)
1979~82年式
山梨県甲府盆地にて 2017年3月25日撮影
言わずと知れたスズキの代表車種。最近新型が出たことで、人気はますますヒートアップした絶好調なクルマ。
…そんなジムニーの初代モデルです。
山梨や長野のような山が多い地域に行くと、ジムニーはかなり一般的に見かけるのですが、初代モデルも割と多いので、現役を見掛けることはそれ程難しくはありません。
…とは言っても、それは初代の後期モデルの話。
このジムニーは、排気量が550ccに拡大された後の“ジムニー55”という愛称のモデルのMC後という…初代ジムニーの中ではもっとも新しいモデルなので、そこそこ見かけるのですが、これが360ccのLJ20となると途端に見かけなくなります。また、空冷エンジンのLJ10は尚更で、草ヒロですらまだ見たことがありません。
スズキ ジムニー550(SJ10-4) (手前)
1979~82年式
山梨県甲府盆地にて 2017年3月25日撮影
2台目はまたもジムニーです。
…しかも先ほど紹介したものと同じ初代末期モデルの現役車。一日に二台も見るとは、余程現存しているのでしょうね。
カラーだけはさっきのジムニーとは異なり、秋の風景が似合いそうな山吹色です。どちらかと言えば緑よりもこちらの色の方が見かけない気がするのですが…皆さんはどうでしょうか?
スズキ キャリイバン
サンルーフ付ハイルーフ(H-ST30V)
1979~81年式
山梨県甲府盆地にて 2017年3月25日撮影
最後もやっぱりジムニーで〆…ではなく、これまたスズキを代表する車種のキャリイです。
これはラーメンキャリイと俗に呼ばれるモデル。草ヒロでは非常によく見かけ、地元でも何台かお世話になったことがあるうというベストセラー・カー。現役のモデルはさすがに地元では見ることはありませんが、山梨や長野のような場所へ行くと割と普通に見かけたりします。
…トラックは。
…そうです。農作業として長らく酷使されるようなトラックは現役としてよく見るのですが、時に乗用車的な使い方もされて代替わりが激しいバンの現役個体は、いくらラーメンキャリイと言えど見ることがありません。興味深いことにこれは、物置として主に使われている草ヒロの現存傾向とは真逆であります。
なので、この赤い現役個体は珍しいと言えるでしょう。サンルーフまで付いているという、乗用車に限りなく近い仕様なので、レア度は更に跳ね上がります。