三菱 ミニカ デラックス(LA21)
1968~69年式
福山時計自動車博物館 2013年8月5日撮影
かつてはトヨタや日産に並ぶ規模で豪勢を極めたこともある三菱自動車ですが、現在は主要自動車メーカーの中でも一番影の薄い存在になってしまいました。
軽自動車もミニカを筆頭にして多くのヒット車種を生み出していましたが、現在は日産の資金力を借りなくては開発できない状況にあり、車種もekワゴンとekスペースの2種のみです。商用車に関してはミニキャブMIEV以外全てOEMになってしまいました…。
昔の勢力のことを考えると、随分と淋しくなってしまったものです。
今回紹介するのは、そんな余韻を感じてしまう、三菱軽乗用車の原点:初代ミニカです。
ヒットした軽商用車の三菱360をベースに、トランクを設けて乗用車風の3BOXスタイルに改造されたクルマ。
ただでさえ小さいサブロクの軽なのに、トランクを設けてしまう心意気が凄いです。後席は地獄の狭さだったのではないでしょうか。
折角なんで、昔の軽自動車の狭さを体験するために、ミニカにも乗ってみることに。
ドアノブに付いているボタンを押すと開く仕組みのようです。
こうなってるんだ~。
メーターは現在の軽よりも40km/h小さい100までの表示。
とは言え、高速道路もまだそこまで普及していなかった時代でしたから、必要にして十分でしょう。
シフトノブはどうやらコラムシフトのようです。
コラムシフトのMTって、慣れるまでに時間がかかりそうですね。