先週の47万アルトに続き、またも47万?
そして今度は丸目の前期…?
果たして本当にそうか…。
スズキ フロンテ(SS30/SS40)
1979~82年式
山梨県甲府盆地にて 2014年4月20日撮影
グリルに付いているエンブレムを見て分かった方の方が多いでしょうが、先週に引き続いてアルトを紹介するのではなく、アルトの乗用車ポジのフロンテでございます。
税制の裏を突き、破格で鳴り物入りの登場となったアルト。想像以上の大ヒットになり、これまでのスズキの代表車種であったフロンテの影を一気に薄くしたクルマです。
本来はフロンテありきのアルトなのですが、あまりにアルトが売れて現在もアルトの方が草ヒロでもよく見るため、アルトをベースに4ドアセダンにしたクルマがフロンテみたいな雰囲気になっています。フロンテもこれには面白く思っていないのではないでしょうか。
この構図を見ると、現在のワゴンRとハスラーの関係を思い出します。
ハスラーはスズキの代表車種:ワゴンRをベースにSUV風の味付けを施し、スズキらしいポップでレトロチックなデザインを身に纏って登場した軽クロスオーバー。軽クロスオーバーという、ありそうでなかった競合車種がいないエリアにいきなり乗り出してきて、その可愛らしい見た目やカラーリングから、いきなり大ヒットをかましました。
当初はゲテモノ扱いで、すぐに失速するという見立てがなされていましたが、その様相に反し、現在でも同じ形で売り続けるというロングセラー商品になっています。外へ出ればハスラーを見ない日はないという程、世間に普及したクルマです。
そんなハスラーの生みの親であるワゴンRは、ワゴンRのヒットに隠れて影が薄くなります。また、時を同じくしてアルトも旧来のベーシックなデザインを前面に押し出したことで評価が高まり、ワゴンRの影はますます薄くなってしまうのでした。
…この状況、かつてのフロンテとアルトの関係にクロスオーバーしませんか?
いつかはワゴンRも生産終了になってしまうのでしょうか…。
…って、だいぶ話が逸れましたな(汗)。