アクティ のあった漁港には他にも廃車体があると前回書きましたが、それを紹介します。4台あったのですが、そのうち3台は古いとは言えないようなものなので、まとめて紹介しちゃいますね。
まず1台目は、
トヨタ ハイエース(H80)
1985~89年式
三浦半島にて 2013年1月3日撮影
まずは、ハイエースの保冷車(?)から。3代目のハイエーストラックがベースのようです。一応80年代ですが、そこまで廃れていないようです。ナンバーまで付いていますが、キャブが物置となっているようなので、草ヒロと判断しました。漁港で獲れた魚を運んだのでしょうかねぇ。
2台目は、
ボルボ 850エステート(左ハンドル)(Eー8B5252W)
1992~97年式
三浦半島にて 2013年1月3日撮影
次は、中にゴミが詰め込まれ、不法投棄テイストなボルボ850エステートです。
ボルボ850は、1992年に発売された240の後継車種で、これのワゴンモデルは、日本でのステーションワゴンブームの火付け役ともなった1台。レガシィやステージアなどとともに、このモデルのワゴンVer.は大ヒットしました。ボルボ史上でもかなりの台数が日本に輸入されたらしいです。
ワゴンブームの火付けという役目を終えた850は、ボルボとしては1代限り、そして5年という短命で後継のV70にバトンタッチして生産終了しました。
屋根のキャリアにはカヤックが括りつけられ、カクカクしたスポーティなボディと相まってまさにアウトドア!な雰囲気でした。ちなみに、左ハンドル車ではありましたが、詳しいグレードは不明です。
そして最後の3台目は、
トヨタ クラウン4ドアハードトップ2000ロイヤルサルーンスーパーチャージャー(EーGS131)
1987~89年式
三浦半島にて 2013年1月3日撮影
3台目の廃車は、8代目となったS130系クラウンの前期型でした。ボディデザインは先代とあまり変わり映えしないものの、どこか曲線感を感じさせるものになりました。このクラウンが発売されたときはちょうどバブル期の真っ只中だったこともあってか、高級車クラウンが、同社の大衆車カローラの販売台数を上回った時期もあり、歴代最高の販売台数を記録したようです。
そんなこともあってか、現在でも現役車両をたま~に見かけます。そんなクラウンが漁港に放置されているというのは何たることですが、パンクしたタイヤ、買い取りの紙、若干汚れたボディから廃車だということが分かります。なぜか県外の足立ナンバーであるというのが、怪しさ満点です。単なる不法投棄でしょうか、それとも盗難車両でしょうか。最上級クラスのグレードであるロイヤルサルーンでして、いずれにしろ勿体無いです。