今日紹介するダイ・ヤードのクルマは…おや、何だコレは…?
マツダ T2000 2トン積 高床三方開
1972~74年式
神奈川県にて 2015年4月29日撮影
このヤードのクルマたちの中で最も古いものでは、1960年代のモデルが確認出来ました。
それがこの、マツダ製オート三輪:T2000。【ダイ・ヤード】【手前エリア】【レフトセクション】に位置しており、一番古い個体なのに割と見つけやすい側にいたのがどうも不思議でした。それに、1960年代のクルマはこれのみであり、ハチマル車が大部分を占める中でかなり異質な存在でして、このヤードの中ではかなり浮いた存在でした。
…まあ、オート三輪はその機動力の高さから、車幅の狭さ・回転半径の小ささが追求される林業や零細運搬事業の業者には重宝されていたため、生産がとっくに終了したあとでも1980年代頃までは普通に使われていたらしいですし、それを考えるとある意味80年代のクルマと同世代と言えるのかも知れません。
長年の間風雨に晒されてきたと思われるボディはかなり錆び付き、後部は大部分が草に覆われるなど、さすが60年代車というべき風格です。置いてある位置の関係上顔がよく見えませんでしたが、キャブ後方にサイドマーカーが見られ、運転席側にヘッドレストが確認出来たので最終型と分かりました。