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Channel: ころころな趣味。
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房総半島草ヒロ探索(20)

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コロニーの草ヒロ趣味。 コロニーの草ヒロ趣味。

日産 ダットサン1000セダン(210)

1957~58年式

神奈川県東部にて 2012年11月3日撮影


この房総半島シリーズも最後です。最後は大物を紹介するのが定番でして、もちろん今回も超大物を発見しました。その名もダットサン乗用車(210型)!見つけたのは房総半島ではなく、三浦半島の付け根あたりで見つけたもので、飲料調達のために寄ったコンビニの目の前にあったという、グッドプレイスな草ヒロでした。


ダットサン乗用車は1955年に初代の110型が登場しました。当時としてはかなり画期的な構造で有名になり、タクシーに大量導入されました。その後も、112型、113型と細かな改良を続け、最終的には115型まで改良された上で、1957年に2代目へとバトンタッチ。

で、この個体が2代目でFMCして間もない前期型となる210型で、様々なエピソードが残されています。先代同様、30psという高出力でタクシーとして大量導入されました。その結果、神風タクシーと呼ばれた日野ルノーや、コロナをも凌ぐ販売台数を記録し、「乗用車のニッサン」のイメージを確立していきました。

他にも、海外輸出の成功や、オーストラリア大陸を一周する過酷なラリー、「モービルガス・トライアル」で出走した桜号・富士号の完走など、様々なエピソードがあります。

1958年に211型MCし、1959年に後継のブルーバードが登場するとともに生産終了しました。


210型と211型の一番の違いとしてグリルがあり、211型は310ブルを彷彿とするデザインとなっています。他の違いとしては、テールランプ。ウインカーランプが210型には無く、赤一色テールとなっております。この個体の識別に利用しました。


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