日産 プレセア
1500Ct.Ⅱ レフィナ(E-R11)
1995~97年式
神奈川県西部にて 2015年4月15日撮影
カリーナEDを発端として突如始まった4ドアハードトップブーム。
『猫も杓子も4ドアHT!』と言わんばかりに、トヨタに追従するかたちで日産、ホンダ、マツダ、三菱といった大手の自動車メーカーが、既存の車種にHTを設定するだけでなく、4ドアHT専用のクルマを開発するに至るほどの流行となりました。
今回紹介する、このプレセアという名前のクルマも、ブームに乗じて日産が開発した4ドアHT専用車です。
現代的で流行の最先端を行くようなデザインコンセプトでヒットをかっさらったカリーナEDの当てつけか、プレセアは日本の伝統的な美を追求することをコンセプトとしたデザイン登場。初代のプレセアは落ち着いたデザインで、CMにも『見返り美人』を起用するなど、和風にこだわった開発が進められていたことが窺い知れます。
これは、初代のヒットにノって登場した2代目となるプレセアですが、やはり二代目もトラディショナル路線を突き進もうとしたのか、フロントのデザインは、歴史の教科書で一度はお目にかかったことがあるであろう“例の土偶”のような見てくれです。
そんな特徴的なお顔が拝められなかったのは残念でした。
ちなみにコレ、レフィナという特別仕様。UVカット断熱グリーンガラスやABS、デュアルエアバッグなどが標準装備された安心安全なモデルです。1500ccと1800ccのどちらにも用意されましたが、ホイールのデザインより1500ccモデルだと分かりました。
日産 プリメーラ 2.0Te(E-HP10)
1992~95年式
神奈川県西部にて 2015年4月15日撮影
ブルーバード軍団がいた駐車場には、実は初代プリメーラも居ました。
90年代の日産セダン繋がりとしてプレセアと共にご紹介します。
初代プリメーラは大ヒットしたということで、地元でもそれなりの台数を見かけておりました。
このクルマについての解説は、一年前に連載しました『まだまだ!地元のネオクラを探せ!』シリーズで別の初代プリメーラを紹介した際に行っておりましたので、そちらをご覧ください。