『草ヒロ物語』について知りたい方はコチラ
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前回のおはなし
清里 「大気が機転を利かせてくれたから良かったけど、まさかまた草滅会の人たちに会うなんてね…」
博士 「まったくじゃな。よりにもよって新入りと…徹の奴とはまだ一向に会わんの。」
東御 「もしかして博士、ボスに会いたいんすか!?」
博士 「バカモン!そんなわけないじゃろ!いつもは会うのに今回はなかなか会わんから気になっただけじゃ!会わんでせいせいするわい!」
東御 「またまた~?」
助手 「言われてみれば確かに、ちょっと寂しいっていうか、物足りないっていうか…そんな感じはしますよね。昔は親友だった博士にとっては、尚更でしょう!」
博士 「………」ムスッ
笛吹 「あらら…スネちゃったみたいですね笑」
助手 「それにしても不思議なのは、なんで草滅会の新入りたちとこうまで何度も会うんだろうってところだね。まるでボクたちの居場所が分かっているかのよう…」
博士 「うーん、偶然じゃないか。そういうこともあるじゃろう。」
東御 「そーですよ助手さん!考えすぎですって!」
助手 「そうかなぁ。なんだかまた会いそうな予感が…」
清里 「草川さんったら、まったく心配性なんですから~。そう考えるから悪い予感が当たってしまうんですよ!」
笛吹 「そうですよ!レイレイみたいにポジティブシンキングが一番ですって!」
東御 「綾、お前も十分ポジティブだろ…!しかも、お前らそろいもそろってポジティブってか、楽観的過ぎて不安になってくるくらいだぞ!」
助手 「アハハ、夏休みの宿題、最後の一週間であわててやるタイプってやつだね笑」
笛吹 「そーなんですよぉ~。テストもなんだかんだで前日から対策しちゃうタイプ、っていうかー」
清里 「それで成績悪くなって…『よし次は頑張るぞ!』って思っても、一週間経つとコロっと忘れてんもんね、スイちゃんは笑」
笛吹 「えへへー!過去をクヨクヨ引きずらないのがわたしのいいところ!」
清里 「そうそう!」
東御 「って、それはダメだろwwww」
博士 「おい!草ヒロじゃぞ!話すのは別に構わんが、草ヒロ探索をしとるということを忘れるんじゃないぞ。」
清里・笛吹・東御 「は~い。スミマセーン…。」
No.039
トヨタ ハイエース バン
1977~81年式
用途:物置 場所:果樹園
○ 博士メモ ○
ルーフとリアゲートが集中的に錆びとるのう。
このように、一部分が局地的に錆びとる草ヒロはそれなりに見られるのじゃが、日当たりや周囲の建造物や環境に左右されてそのような現象が起きとることが多いのじゃ。今回の場合は何が原因なのかのう。
色々考えられるが、今度のミーティングで新入りどもに議論させてみようかの。
P.S.
草ヒロメモを書くのは久々じゃのう。本当は昨日書いたばかりなんじゃが、なんだか何か月も書いとらん気がするのう。
…気のせいかの。。。
東御 「おっ、ハイエースか。2代目の前期だなこりゃ。」
助手 「草ヒロではよく見かける車種だね。ですよね博士?」
博士 「うむ。クルマに疎いワシでも、2代目ハイエースの顔は知っとる。初代と共に、各地で発見例が報告されとる草ヒロのメイン車種の一つじゃな。」
東御 「このクラスのワンボックスであれば、キャラバンも非常によく見かけますし、キャラバンといい勝負といったところですよね。」
助手 「そうだね!東御くんよく知ってるねぇ!」
笛吹 「あーもうわたし、話についてけな~い!」
清里 「僕もだよぉ~スイちゃん~!」
博士 「ホッホッホ、オヌシらも草ヒロについて勉強すべきじゃぞ?草研の研究員を名乗るんじゃったらな。」
東御 「博士も博士でクルマのこと全然知りませんけどね笑 ま、“草ヒロ博士”だから草ヒロのことはメッチャ詳しいんでしょうけど。」
博士 「うるさいうるさい!新入りのくせに生意気じゃぞ!オヌシ!」
助手 「何言ってるんですか博士!東御くんのおかげで助かったこと、今日何度もあったでしょう。」
清里 「ホントですよ!」
笛吹 「たいくんホントに頼りになるよね~!」
東御 「ハハハ…ま、それほどでもあるけどなっ!wwwwww」
つづく
――ちょうどその頃…小布施と飯田は、小大笑学園の近くのカフェで、懸命に何かの調査を続けていた。――
前回のおはなし(『小布施&飯田パート』から)
飯田 「先輩。あの人からの情報があったように、草滅会に色々と動きがあるようですね。」
小布施 「そうだな。…それで、お前は何かつかめたのか。」
飯田 「はい。おそらく、これは間違いない事かと思うのですが、ちょっと見てくださいよ。」
小布施 「どれどれ…?」
…………
…………
小布施 「ふむ。絶対にそうだとは言えないが、可能性は高いな。もう少し監視していろ。」
飯田 「もちろん。そんなこと先輩にいちいち言われなくても分かってますって。」
小布施 「んだとゴルァ?」
飯田 「はいはい…すみませんでしたよ。一言余計でした…!」
小布施 「ハイは一回だてめェ!それになんだその言い草はァ!」
飯田 「…はい…。すみません…!」(このやり取りも定番になってきたな…笑)
説明マン
「説明しよう!…とは言ったが、やっぱりあまり説明できん!…が、小布施たちは何者かと連携し、あることを調べていることは間違いないようだ…。一体何だろうな。私は真相を知っているが、それを君たちに説明することは残念ながらできない!“謎の力”が働いているからな!」
「回を進めていくごとに、徐々に真相が明らかになっていくのではなかろうか?…もしかすると、何のことだか薄々勘付いている読者諸君もいることだろう!…それでは、また会おう!」
つづく(『小布施&飯田パート』のみ読みたい方はコチラ)
「この物語と、この物語に登場する団体や登場人物は、全部ひっくるめてフィクションじゃ。実在するものとは、一切関係ないわい。…ちなみに、クシャミはハクションじゃな。」
「…博士、いきなりなんなんですかそのダジャレ…」
「じゃから、物語はフィクションじゃけど、クシャミはハクションじゃというわけじゃ。ホッホッホッホ!愉快なことじゃて。」
「だから!説明とかじゃなくて、そんな使い古されてカッピカピになったようななダジャレをなんでまた今更言おうと思ったのかなぁと、思ったわけですよ。」
「なんじゃと?悪いか?たまにはこういう洒落もいいもんじゃろうが!」