マツダ オートザム・AZ-1
(E-PG6SA)(左)
1992~95年式
スズキ アルトハッスル
Le(E-CR22S / E-CS22S)(右)
1991~93年式
神奈川県西部にて 2015年4月2日撮影
ジャンルは違えど、マニアックで遊び心満点の軽自動車が仲良く雁首並べて佇んでいました。
左にいる赤いクルマは、アルトワークスのエンジンをミッドシップに配置して、マツダオリジナルのデザインを身に纏い、ガルウイングドアを採用した軽自動車界で唯一無二のスーパーカーともいえるマツダのオートザム・AZ-1でございます。そして右にいる黒いクルマは、ヨーロッパでは流行っているフルゴネットタイプのボディを、スズキのドル箱:アルトに軽自動車に据え付けちゃったアルトハッスルでございます。
どちらも強烈なキャラが立っている、軽の異端児ともいえる存在ですが、AZ-1は1992年発売、ハッスルは1991年発売と…どちらも生まれはバブル崩壊直前ということで、開発が行われたのはバブルの真っただ中と推測されます。高景気でメチャクチャが許された時代だったからこそ生まれたクルマと言えるでしょう。
ちなみに、非常にマイナーですがAZ-1には実はOEM車がありました。エンジンを提供してもらっていたスズキにOEM供給しており、キャラという名前で販売されていたのです(ブログではココとココで紹介しております)。
見た目はほぼ同じですが、キャラにはフォグランプ付きのバンパーが標準装備されているので、フォグランプが付いていないこのクルマはAZ-1でほぼ間違いないでしょう。
キャラのバンパーをわざわざAZ-1のフォグ無しバンパーに交換したという可能性が無きにしも非ずですが、AZ-1とキャラの珍しさの違いから考えると、それはほぼほぼありえないでしょうね笑