『草ヒロ物語』について知りたい方はコチラ
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『草ヒロ物語4』/『草ヒロ“撤去”物語4』の登場人物について知りたい方はコチラ
前回のおはなし(『草ヒロ物語4』より)
お知らせ
ころころが長らく多忙の状態にあるため、今回の物語記事はとうとう草稿の状態で投稿せざるを得なくなりました。
私事でこのような状況に陥り、『草ヒロ物語4』『草ヒロ“撤去”物語4』の連載を楽しみにしてくださっている皆様には大変申し訳ございませんが、このようなお見苦しい状態で投稿させていただきますm(_ _)m
暇な時間が見つかり次第、加筆訂正を行い、清書をしていつもの物語に書き換えてお知らせ記事と共にアップロードいたしますので、どうかその時をお待ちくだされば幸いでございます。
おお、あれ草ヒロじゃん!
なんだなんだー?って、あれは!
No.040
トヨタ ハイエース ワゴン
1977~81年式
用途:物置 場所:果樹園
○ 博士メモ ○
今度はワゴンのハイエースを見つけた。いくらよく見る車種とは言え、こう立て続けに見つけられると景気がよくってええのう。
リアゲートが無くなり、物を出し入れしやすくなっとる。その代わり、風雨に晒されやすくなって、物置としての防御力は犠牲にしてしもとるようじゃが、雨にぬれても問題ない積荷ならば、あえてこのようにした方が効率が良いのかも知れんな。
P.S.
しかし、またしても草滅会の新入りどもと遭遇してしまった。ワシらの行動がまるで筒抜けのようじゃ。一体どうしたものかのう。。。
東御がいるおかげで、草滅会の動向は分かるんじゃが。。。
さっき見つけたやつと同じハイエースじゃねえか!
ホントだ!クルマに詳しくないわたしでもわかる!おんなじ顔してる!
ねー!でも、色がちょっと派手になってるけどね笑
ってことはこれは、ワゴンってことになるんですかねぇ。
ま、物置として使うのであれば、ワゴンじゃろうがバンじゃろうが、車体の大きさは変わらんのじゃから関係ないけどな。
助手さん、これワゴンであってますよ。
あー、やっぱりそうなんだー。
リアサイドガラスに窓ガラスを保護するバーがあるかないかで、バンかワゴンか区別できるんすよ。
へーっ!
知らなかった~
そうなんだね。ってことは、これみたいにバーがなかったらワゴンで、あったらバンってことになるのか。
その通りっす!
勉強になるなぁ。
…って、そうだ!
どしたの?
さっき言おうお思ってたんすけど、草滅会の奴らが近くにいますよ!
なんじゃと?
俺はまた例のマスク被ってこの場をしのぎます!
なに、そんなに近くに来とるんか?
とっととここを立ち去ろうぞ!また草ヒロが見つかってしまう上に、後でもつけられたら面倒じゃ!
前回のおはなし(『草ヒロ“撤去”物語4』~新入りパートより~)
前回のおはなし(『草ヒロ“撤去”物語4』を続けて読みたい方用)
あー、見つけた~。
草ヒロアルネー!
そして、草研の奴らも!
また、お会いしたようね…まったく!
クソッ!間に合わなかったか!
なんだいなんだい、またアンタかい!一体何者なんだい?
マスクを脱いだらどうだ!?
それともなにか、脱げない理由ってのがあるのかなー?
うわー、たいくん、余計に追い詰められてる…。
マスク被らずにクルマの中に隠れに行けばよかったのに…。
フッフッフ…俺は名乗るようなもんじゃないぜ。俺たちはやることはやったから、ここをおいとまさせていただくぜ!
えーっ…!?
お、おいとうm
あーっ!!いや!草滅会から草ヒロを守るのがボクたち草研の使命です!そう易々と逃げていいもんですか!
フフフ…諦めが悪いようだねぇ。…そんなことしなくたって、もうウチらは遠くからこの草ヒロを見つけた時点で、ボスに報告したさね。
そうそう。こんな広大で目立つ場所にあったってのが運のつきだったってわけだよ!
ええっ、じゃあこの草ヒロは…撤去…
されるかもねぇ。
だけど、このマスクマンの正体を教えてくれたら、見逃してやってもいいかもねぇ…
ぐっ…
アラレー?正体バラせない理由でもアルのかー?
や、やっぱり逃げましょ!(ここで東御くんだとバレたら、東御くんがスパイだということもバレてしまう!ここはあきらめるしか…)
そうですね!
博士も行きましょ!
ぐぬぬ…卑怯なやつめ…
フフーン、やぱりなんらかの理由あるてことアルネ。
そうみたいだねチャンさん。一体このマスクの中身は誰なんだろうー?
逃げましょ!(ここまで執拗にマスクマンの正体を知りたがるなんて…も、もしかして、バレてる…!?)
はい!
仕方ないわい!
つづく(『草ヒロ物語4』へ)
やたー!チャンさんたちの勝ちアルー!
フフフ…あいつらきっと焦ってるわよ!
今度はどういう風に出てくるか楽しみね…
こっちにはあいつらの行動が筒抜けだってのに、それに気づかないのも馬鹿というかなんというか…まったく!
まあ、さすがに次のあれで気付かれちゃうかもしれませんけどね~。
でも草ヒロてきょして売り払うためなら、なんだてやるアルからな!
そうそう。チャンさんの言う通りよ!ここで成果を上げればボスにも認めてもらえるだろうしね。
つづく(『草ヒロ“撤去”物語4』へ)
「この物語と、この物語に登場する団体や登場人物は、全部ひっくるめてフィクションじゃ。実在するものとは、一切関係ないわい。…ちなみに、辞書はフィクショナリー…じゃのうて、ディクショナリーじゃな。」
「…博士、またダジャレですか…」
「じゃから、物語はフィクションじゃけど、辞書は英語でディクショナリーというわけじゃ。ホッホッホッホ!愉快なことじゃて。」
「だから!説明とかじゃなくて、またそんなつまらん洒落を言おうと思ったのかなぁと、思ったわけですよ。前回もそうだったでしょう!」
「なんじゃと?悪いか?二回連続でもこういう洒落もいいもんじゃろうが!」