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Channel: ころころな趣味。
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チャリ探~北の方へ草ヒロ探索~PartⅢ(14)

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コロニーの草ヒロ趣味。

コロニーの草ヒロ趣味。

コロニーの草ヒロ趣味。

コロニーの草ヒロ趣味。

コロニーの草ヒロ趣味。

ダイハツ オート三輪(CM8)

1962年式

家より半径15km圏内にて 2012年5月20日撮影


このシリーズももう最終回となります。そこで、最終回にふさわしい超ド級の大物草ヒロを紹介します。

それは、まず地元では見られないと思っていた、ダイハツのオート三輪の草ヒロです!しかも、ヤードモノではなく天然モノです!一応、ヤードの片隅にあったものですが、荷台を物置として使われており、ヤードとは別の空間にいるようでした。ファミリア から5分ほどのところにありました。

朽ち具合も程よく、エンブレムが無くなっていましたが、タイヤが程よく埋まっており、草ヒロとしては良い感じです。


オート三輪とは、昭和30年代を代表するトラックで、通常の四輪トラックに比べて小回りが利き、市街地や林道のような狭隘道路でもすいすい入って行けることから、零細運搬に重宝されていました。ですが、高速道路が建設され始めるなど、交通の高速化が進み、高速安定性の悪い三輪はやがて敬遠されるようになっていきました。居住性も四輪に比べて悪かったこともあるのでしょう。

四輪の方は四輪の方で、1954年に廉価なトヨタのSKB型トラック(トヨエースの前身)の登場により、四輪との販売競争も激しくなり、上記の理由から1960年代の声を聞くときには、販売力の薄い中小の新興メーカーは生産の撤退、倒産、大手メーカーへの吸収などが相次ぎました。三輪事業に手を付けていた中小メーカーでは、くろがねやみずしま、ホープ、ヂャイアント、オリエント、アキツ、サンカーなどがありましたね。

そのような状況下でも1970年代まで、三輪事業で生き残っていたメーカーが2つあり、その一つがこのダイハツ工業のオート三輪です。


これはダイハツオート三輪の中でも一番一般的と思われるCM型です。積載量によって型式が違い、1.0t積がPL型、1.25t積がCF型、1.5t積がこのCM型となります。荷台の長さもCM型では2種類あり、8尺と10尺のものがあります。これはどうやら8尺の様で、よって型式はCM8となりますね。

1970年代まで残っていたもう一つのメーカーとしては、東洋工業(現マツダ)があり、オート三輪といえばこの顔という人が多いのではないでしょうか。T1500を代表とするフクロウ顔のTシリーズです。こちらの数字は排気量を表しており、他には1100ccモデルのT1100と2000ccモデルのT2000がありました。


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