トヨタ トヨペット・コロナマークⅡ
1900 ハードトップ SL(RT72-S)
1968~70年式
山梨県甲府盆地にて 2015年4月1日撮影
※撤去されました
トミカのNo.2-1にも採用されたことで有名な、初代マークⅡのハードトップモデルを偶然発見しました。
遠くの方から見えた、明らかに錆びてボロボロになったボディと、普通のライトバンや軽自動車とは全く異なるオーラを醸し出していた大柄なボディは、ころころご一行を期待させるに充分でした。
車種は何だろうと、期待に胸を躍らせながら近付いていくと、初代のマークⅡだったのですから驚いたものです。
セダンやバンならならともかく、最高級に位置づけられるハードトップボディ、しかもグレードも最上級の1900SLときたもんですから驚きました。よくこのようなクルマを雨ざらしで置いておけるなと思ったものですが、高級だしお気に入りだしで、捨てるに捨てられなかったのでしょうか。
放置歴はかなりのものと見え、ボディは全体的に崩壊が進んでいました。
ルーフは元の塗装色が分からなくなるほど錆びに錆び、ドアやボンネットは外れ、内部構造が丸見えに。タイヤも一部外れており、ブレーキが地面に埋まるほどです。
あまり見かけないカラーリングのクリーム色でしたが、現役当時はさぞピカピカに輝いていて、高級車のオーラを放った美しいクルマだったことでしょう。
栄枯盛衰、諸行無常という言葉がピッタリなマークⅡでした。