3週間前に紹介したハイエースの先にいた草ヒロとは…
何だこの顔は…?
日産 バイオレットバン
デラックス(VA10 / VA11)
1977~82年式
山梨県甲府盆地にて 2015年4月1日撮影
2代目バイオレットのバンでした!
ブルーバードがサイズアップされ、Uのサブネームを引っ提げて登場した610ブルの登場により、510ブルのようなシンプルさを欲する顧客から不評を買うことは日産も予想していたのか、ブルUよりも車格を下げて登場したのが、初代バイオレット;710バイオレットです。
それでも、大ヒットした510ブルのような直線基調のデザインではなく、当時の日産車が好きだった丸みを帯びたデザインで登場したためか、車格は510ブルに近くとも、610バイオレットの販売成績は芳しくなかったといいます。
そこで、510ブルの頃の面影を取り入れた直線的なデザインに変更したのが、この探索で見つけました2代目バイオレットです。
いくら510ブルに似たデザインを取り入れたといっても、初代がデビューした時に染みついたイメージはなかなか返上できるものではなく、2代目もどうにもマイナーな存在のままでした。
実際、旧車イベントや博物館でも滅多に見られませんし、草ヒロで見かけることも同様に滅多にありませんからね。。。
1979年には510ブルの再来ともいえる空前の大ヒットをかました910ブルが登場したこともあり、“510ブルの紛い物”のような存在になってしまった2代目バイオレットの影はますます薄くなり、3代目へのFMCでコンセプトを大転換させるに至ることとなりました。