マツダ T1500
8尺 低床 一方開(TUB85)
1962~65年式
山梨県甲府盆地にて 2019年3月3日撮影
ダイハツCM8の後方には、当時の宿命のライバルとも言えるマツダのオート三輪がいました。
“T1500”エンブレムのデザインと、ミラーが丸型であることから、1962~65年式と推定。
セミ顔と称されるダイハツオート三輪に対して、マツダはフクロウ顔と呼ばれます。キュートなフクロウ顔はセミ顔よりも更に愛嬌はありますが、どちらの顔もそれぞれ違った可愛らしさ、味があって甲乙付け難く、僕はどちらの顔も好きですね。
皆さんは、どっち派??
ダイハツとマツダのオート三輪が一挙に見られるというだけでももうお腹いっぱいのヤードだというのに、まだまだ趣味人を唸らせるつもりなのか、このT1500はなんと、消防車仕様だったのです。どうやらポンプ車ではないようなので、機材などを運んでいたのでしょうか。
純正にはない赤いカラーリングから、特殊な車両であることは容易に想像が付くでしょうが、鳥居にはサイレンが設置され、荷台のアオリには『○○○消防団 第一分団第一部』の文字が…!
見た時は度肝を抜かれました。。。
地元の消防団の消防車として使われていたものが、何がどうなったか、廃車ヤードに連れてこられて早何十年という時が経過したようですね。