ベルエアがいた空き地には、他にも2台の旧車が仲良く佇んでおりました。
メーカーこそ違えど、トラック繋がりということで一挙にご紹介します。
トヨタ トヨペット・トヨエース
高床三方開(PK41-B)
1969~70年式
山梨県甲府盆地にて 2018年12月28日撮影
まずはこの3台の中でころころ的には最も目を引いた2代目トヨエースから。
サイドマーカーが装着されており、サイドミラーがAピラーの付け根の辺りに装着されていることから、後期型後期モデルの前期型とも言うべきか、1969~70年式ということが分かります。
後期型後期モデルの後期型(すなわち最終型)の2代目トヨエースの草ヒロも発見しており、ココで紹介済みですのでどうぞご覧くださいまし。
オート三輪を生産中止に追い込むほどのヒットを記録した初代&2代目のトヨエースですが、草ヒロでの発見数はどちらも非常に少ないため、個人的には珍しいという印象があります。
2代目トヨエースの後期型は、丸目4灯ヘッドライトになったことで変更されたライトベゼルの形状が垂れ目のように見え、そしてタラコ唇のように見える出っ張ったグリルのおかげで、親しみの湧くキャラクターチックな顔になっているところがとても好きです。
このトヨエースも、写真を撮る僕を見て
『ホラ~、そこの君ぃ、ボクの写真なんか撮ってどうするつもりなんだな~?』
…みたいなことを言ってそうです笑
擬人化すると、垂れ目でタラコ唇の、図体の大きいのんびり屋さんなおじさんのようになることでしょう。
ナンバーはありませんでしたが、見た目からしても現役かのように状態が良いので、ナンバーを付けていないだけで本当は動くのかも知れません。
日産 ダットサン トラック カスタム
標準 2人乗 DX・L(H-GN620TJ)
1976~77年式
山梨県甲府盆地にて 2018年12月28日撮影
そして、トヨエースのお隣にいた旧車は620ダットラでした。
こちらもトヨエース同様、草ヒロではあまり見かけない存在なので見つけると嬉しくなっちゃいますネ。
やはりトラックボディが売れ筋だったり、バンモデルの設定が無かったりするような車種は残りにくいのでしょうねぇ。
こちらも状態は悪いというわけではなさそうですが、荷台には軽い錆が浮き始めているので、トヨエースよりも状態が悪そうに見えます。
頑丈なダットラの事ですから、こう見えてエンジンは動くのかも知れませんけどね。
せっかくお顔を拝みたかったところですが、アクティくんが前に立ちはだかっていたので見ることは叶わず。
少し不完全燃焼気味に終わった個体でした。
せっかく前期型のカスタムという生産期間が短くレアなモデルだったのに…。