大ぉきな 栗のぉ 木の下でぇ…
もとい、大きな柿の木の下で、旧車が一台佇んでおりました。
仲良く遊びはしませんが、ちょいと写真を撮らせていただきましょう。
スズキ キャリイバン
スタンダード(L50V)
1974~75年式
長野県松本盆地にて 2015年1月3日撮影
大きな柿の木の下にいた旧車というのは、L50キャリイの後期型でした。
果樹園の物置として活躍しているご様子。
やはり柿の木の下にいるということで、屋根には熟れに熟れて耐え切れず落っこちてきたジュクジュクな柿の実がいくつも載っかっていました。
しかし、熟れた柿の実が屋根に落っこちてきたところで、鉄でできたキャリイ君にはどうということもなく、涼しい顔で柿さんが生み出した柿の実たちを受け止めているようでした。
キャリイ君と柿の木さん、きっと彼らは長年一緒に居続けてきた相棒でしょうに、お互いのことは知り尽くしているに違いありません。これからもずっと、互いを尊重し合いながらこの地に佇み続けることでしょうねぇ。
最後に、綺麗に雪化粧した山々と共に。
雄大な自然の中に、朽ちた人工物が居座る様はいいもんですなぁ。