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ピクミンについて語る~原生生物編~(3)

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原生生物の紹介例については、こちらの記事を参照してくださいまし。

 

 

No.002

小チャッピーアカコチャッピーコチャッピー

和名:デメマダラモドキ/ベニデメマダラモドキ(パンモドキ科)

運搬数:3~6

誕生数:4(『1』『2』)/3(『3』)

価格:2ポコ  体長:30mm

攻撃方法:捕食、振り払い、鳴き声

登場作品:『1』『2』『3』

関連生物:チャッピー、チビクマ、パンモドキ、ユキチャッピー、テンコチャッピー、オオパンモドキ、ヤキコチャッピー、ヒトクチパンモドキ、トビヒノマダラ

 

 

[概要・生態]

①(『1』のEDより引用)

チャッピーに酷似するが、実はまったくの別種。

②(『2』『3』のオリマーメモより引用)

一見ベニデメマダラに見えるが、最近別種であることが確認された。

分類ではパンモドキ科に属し、マキパンモドキの近種であることがわかっている。

時に同種幼体すら捕食するベニデメマダラにおそわれないのは、ベニデメマダラが腹部紅白斑紋のみで同種成体を認識する習性のためであり、そのことを利用した実にたくみな擬態といえる。

 

 

[外見・鳴き声]

前回紹介したチャッピーをそのまま小さくしたような見た目。

鳴き声はチャッピーよりも高い。

『ワェッ!?』(ピクミンたちに気付いたとき)

『ヒャ!』(チャッピーを起こす声[ピクミン])

『ッポゥ!ワニャー…!』(一撃で倒された時の声[ピクミン])

『ヒャ!ニャー!』(一撃で倒された時の声[ピクミン2])

 

 

[行動パターン]

チャッピーとは異なり、昼間も起きている。

 

ある程度近付くとピクミンたちの存在に気付き(このときに『ワェッ!?』という鳴き声を出す)、ピクミンを捕食しようとスタスタ近寄ってくる。

逃げれば追いかけてくるが、地の果てまでもどこまでも追いかけてくるということはない。

どうやら縄張り(索敵範囲)のようなものがあるらしく、睡眠地点から一定の距離まで逃げると追いかけることを諦め、元いた場所へと引き返す。

 

ピクミンで取り囲んで攻撃すると、まとわりついたピクミンを振り払おうとする。

その時に振り払ったピクミンを間髪入れずに捕食しようとするため、振り払われる前に呼び戻すか、口に入れられたピクミンが飲み込まれてしまう前に倒そう。

 

単独で生息している場合もあるが、小チャッピー同士で群れている場合や、眠っているチャッピーの近くにいる場合もあり、『1』においてはチャッピーの近くにいる場合が厄介。

というのも、『1』のみに設定されている小チャッピーの性質として、小チャッピーにちょっかいを出す(例えば攻撃するなど)と、『ヒャ!』という鳴き声を上げて、近くで寝ているチャッピーを起こそうとする。

この鳴き声を聞いてしまうと確実にチャッピーは目を覚ましてしまうため、再び眠りにつくまで遠くへ逃げよう。

 

『2』以降はそのような性質もなくなり、チャッピーを起こすときの鳴き声は、『2』において一撃で倒したときの断末魔の叫びに流用されている。

ちなみに、『1』で一撃で倒したときは、『ッポゥ!ワニャー…!』という鳴き声を上げて絶命する。

 

 

[倒し方]

①(『ピクミン』での倒し方)

・大量のピクミンで取り囲み、袋叩きにする。

→小型サイズの原生生物ということもあり、体力はチャッピーと比べ物にならないくらい少ない。ピクミンが15匹もいれば充分安全に倒せるだろう。

しかし、倒すのに時間がかかってしまうと、まとわりついたピクミンを振り払ってきたり、近くで寝ているチャッピーを起こそうとしてくる(『1』のみ)ため、あまりもたつかないように注意されたし。

・背中にピクミンを1匹投げつける

→小チャッピーを一撃で倒す方法がこれ。斑紋がある背中にピクミンを投げつけると、ピクミンの種類に関係なく一撃で倒すことが出来る。

小チャッピーがコチラに気付く前に、少し遠くの位置から投げつければ確実。気付かれてしまうと、こっちに向かってきたりウロチョロしだしたりするため、背中に狙い撃ちするのが少し難しくなってしまうのだ。

・近くでバクダン岩を1個爆発させる。

→『1』では、黄ピクミンがバクダン岩を扱えるため、1匹の黄ピクミンを小チャッピーの側に投げる。

 

②(『ピクミン2』での倒し方)

・大量のピクミンで取り囲み、袋叩きにする。

・背中にピクミンを1匹投げつける。

・紫ピクミンを投げつける。

→前々回はピクミンについて語ったが、紫ピクミンの能力の一つにホーミング能力がある。要は、狙いが多少ズレても紫ピクミン側が補正してくれて、原生生物にドンピシャで当たるようになるのだ。よって、アカコチャッピーを一撃て倒すには、『2』では紫ピクミンを使った方がよいだろう。

しかも、紫ピクミンには、ほとんどの原生生物を麻痺させる能力があり、アカコチャッピーも例外ではない。ホーミング能力をもってしても直撃しなかったとしても、そばに紫ピクミンが落ちさえすれば、その衝撃でアカコチャッピーの動きが一定時間止まる。その間に、隊列に残っているピクミンたちをけしかけて倒してしまおう。

 

③(『ピクミン3』での倒し方)

・大量のピクミンで取り囲み、袋叩きにする。

・背中にピクミンを1匹投げつける。

→『3』では、ロックオンという機能が追加され、ピクミンを投げる場所を正確に狙えるようになった。なので、『1』『2』と比べて圧倒的に確実にコチャッピーの背中にピクミンを当てることが出来る。

・寝ている隙をついて、バクダン岩を1個爆発させる。

→『2』ではピクミンが扱うことができなくなったバクダン岩だが、『3』では、再びピクミンが扱えるように。しかも、黄ピクミンだけでなく、全色のピクミンがバクダン岩を扱えるようになった。

 

 

[補遺]

コチャッピーは、チャッピーを小さくしたような姿の原生生物。

『1』『2』『3』で俗名がコロコロ変わっており、『1』では“小チャッピー”、『2』では“アカコチャッピー”、『3』では“コチャッピー”という名で呼ばれています。

 

体の大きさが小さいため、チャッピーのようなグロさはなりを潜め、可愛らしさが強まりました。

ピクミンを見つけた時に、『ワェッ!?』という鳴き声をあげ、こちらへスタスタと向かってくる様は普通に可愛いです笑

チャッピー同様、『3』では鳴き声が変わり、より未知の生物感が強調された声になって、その代わり可愛らしさが少し薄れてしまいましたが、それでも愛嬌があることに変わりはありません。

 

そして、コチャッピーの実に興味深いところが、その設定。

見た目は小さいチャッピーなので、初見ではチャッピーの子供と思ってしまいますが、イヌムシ科に属するチャッピーとは異なりコチャッピーはパンモドキ科に属するという、全くの別種という設定なのがとても面白いです。

パンモドキ科を代表する『パンモドキ』という俗名の原生生物は、チャッピーとピクミンの関係のように捕食・被捕食の関係にあるわけではなく、ピクミンとは餌を奪い合う競争相手なのですが、同じパンモドキ科でもアカコチャッピーはチャッピーに擬態して生きているため、ピクミンの天敵であるチャッピーの近くで生息することができ、ピクミンから身を護ることにつながるという、チャッピーに擬態する納得のいく理由が考察できるのがほんと凄いです。

アカコチャッピーがチャッピーに襲われない理由も、チャッピーが背中の斑紋で同種であることを識別しているというのも妙にリアリティーがあります。

 

ピクミンシリーズに登場する原生生物は、こうした生態の設定がやたらに凝っているのも魅力の一つです。


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