日野 コンテッサ900(PC10)
1961年式
トヨタ博物館にて 2013年3月9日撮影
ルノー公団との提携で日野ルノーを生産した日野自動車。それと同じ要領で1961年、日野独自で製作した唯一の乗用車である、コンテッサが発売されました。
レイアウトは日野ルノーに倣ってRRを採用し、サスペンションの形式も日野ルノーと同じだったそうです。デザインは大きく変わり、テールフィンやサイドのエアインテーク、曲面ガラスが採用されるなど、お洒落なクルマでした。リアエンジンのため、グリルレスとなったフロントデザインの愛嬌ある表情は健在ですね。日野ルノーはタクシーとして広く活躍したことから、このコンテッサもタクシーとして採用される例は多かったようです。
1964年に2代目が誕生しますが、初代よりもデザインはかなり進化して、コンテッサ―伯爵夫人―の名に相応しい、更に美しいデザインとなりました。