日産 フェアレディZ432(PS30)
1970年式
トヨタ博物館にて 2013年3月9日撮影
前回の「ギャランGTO 」からの流れで、今回からスポーツカーたちを紹介していきます。
まずは、言わずと知れた日本の名車、日本のスポーツカーを代表する一車種でもあるフェアレディZをご紹介。トヨ博に置いてあるので、もちろん初代のS30型です。
ロングノーズショートデッキというスポーツカーの基本概念をしっかり押さえ、比較的安価で販売されたためもあり、人気を博しました。1969年の登場時にはグレードは3種類あり、ベースモデルの「Z」、リクライニングシートやラジオなどの快適装備を充実させた「Z-L」、GT-Rと同じ直6DOHCのS20型エンジンを搭載した最上級グレードの「Z432」がありました。432というのは4バルブ、3キャブレター、2カムシャフトを意味します。
今のフェアレディZはフロントが盛り上がった、ずんぐりデザインの幅広スポーツカーとなってしまいましたが、スラリとしたボンネットの「スポーティ」なスポーツカーの時代もあったのです。まあ、僕がZでイチバン好きなのはワイドボディとなったZ32ですが、S30は2番目に好きなモデルです。
おまけ
日産 フェアレディZ-L(S30)
1969~73年式
山梨県甲府盆地にて 2013年5月3日撮影
未紹介個体でありますが、紹介済みのS30でいい個体がなかったので、画像フォルダからトヨ博のS30に年式もグレードも近いものを選びました。
テールランプ・ウインカーのガーニッシュとは別枠にあるバックランプが前期型の証であります。ボディと同色ではあるものの、バンパーにモールが付いているので「Z-L」か「Z432」であることがわかります。ですが、「Z-L」と「Z432」はエンブレムが無くなっている場合、エンジンを見ないと分かりませんね。
まあでも、「Z432」は最上級最高級グレードなので「Z-L」が妥当でしょうか。