ホンダ TN-ⅤスーパーデラックスorTN-7スーパーデラックス
1972~77年式
山梨県甲府盆地にて 2013年3月31日撮影
甲府盆地南部で見つけたもう1台の個体というのは、コレ。遠くから見たときはクルマだと解らず、スルーしてしまいそうになりましたが、ビニールシートの間から覗くサビサビのボディが見えたのでクルマだと解かった次第です。
コロニーが草ヒロを見つけたときは、このように車種が一瞬分からないようなものはある程度憶測をしてから、家に帰ってからじっくり調べるというやり方を取っていまして、この時は、若干見えるグリルの模様から3代目サンバー前期型(剛力サンバー)ではないかと予想しました。しかし、ご覧の通り実際はTN-ⅤかTN-7という、全く違うクルマだったのです。
どうして縦型ライトが特徴的な、TNシリーズ後半族のTN-Ⅴ、TN-7と判断したかといいますと、まずはバンパー形状です。バンパーが細くて黒いラインが入っていたためです。この2点だけでもかなりのヒントになります。尚、スタンダードモデルには黒いラインが入りませんが、ラインがある所に溝が入っているので判ります。どちらにせよ、この個体がTN-ⅤまたはTN-7であることを決定的にしたのはグリルパターンですね。
元のボディ色が判らなくなるくらい錆び切ったボディなので、あの時の大雪で潰れた可能性がかなり高そうです。少し心配ですが、場所を覚えていないので確かめることは出来ませんね。