先週で交通科学博物館の展示車両は一通り紹介し終わりましたので、今日は番外編と称して自動車ゾーン脇に展示されていた、昔の自動車カタログの一部を紹介したいと思います。展示されていたものは、コロナだとかスバル360だとか、セドリックだとか、有名どころな車種が大半でしたが、一部マニアックなクルマもありましたので楽しめました。
全体画像①
全体画像②
全体画像③
気になったものだけ個別に撮影しました。まずは・・・
日野 ハスラー
ハスラーといえば、最近話題のスズキの軽クロスオーバーが思い浮かばれることでしょうが、半世紀以上前に日野が同名の軽オート三輪を作っていたのです。ちなみに、三井精機工業という会社ではハンビーという名で販売されていました。
偶然か必然か、フロントから見るとパクリかと思うほどバーハンドルミゼットに酷似しています。幅はミゼットより太いので、第一印象は「太ったミゼット」という感じです。
ホープスターST
知る人ぞ知る自動車メーカーであるホープ自動車のオート三輪です。ST型は現存していないと言われた幻のクルマでしたが、いつぞやのニューイヤーミーティングで突如姿を現し、話題になりました。ツートンカラーと独特の顔がかなり特徴的ですね。
ホープスターSY
こちらはSTより前に生産されたSY型。実物は広島県にある「みろくの里」という観光施設で見ることが出来ます。ホープ自動車のカタログがやけに多く、ハスラーの画像にちょこっと写っているSM型というオート三輪もホープ自動車のクルマです。
トヨペット コロナライン
これまたマニアックなコロナのバン仕様、コロナライン。45馬力と自慢気に書かれていますが、現代では軽自動車よりもパワーが無いことになり、自慢にもなりませんね(笑)。年代不明と書かれていますが、この目の細かいグリルは後期型で1959年のものだと思われます。
次週からは、トヨタテクノミュージアムにて撮影した旧車の数々を紹介していきたいと思います。最後まで読んでくださった皆さん、ありがとうございました!