トヨタ クラウン2600 4ドアセダンロイヤルサルーン(A-MS85)
1975年式
トヨタ博物館にて 2013年3月9日撮影
1974年に5代目が登場したクラウンですが、先代の失敗作による販売低下からの脱却を図り、直線基調のオーソドックスなデザインに戻りました。これにより、保守的なユーザーにも好まれるようになりました。キャッチコピーは、「美しい日本のクラウン」。
この代では、デザインはハードトップと同じ顔をしていても、ボディはセダン型という「ピラードハードトップ」なるものが追加されました。「セダンよりもハードトップのデザインが好きだけど、ハードトップは安全性がちょっとねえ・・・。」という人向けに作られたと思われます。
この代から、先代初めて設定された最上級グレードのスーパーサルーンを凌駕する、ロイヤルサルーンが初登場しました。
おまけ
トヨ博にある、コレと全く同じの前期型でセダンなロイヤルサルーンの草ヒロがなかったので、今回のおまけは中期型と後期型の草ヒロを紹介します。違いをお楽しみいただきたく思います。
トヨタ クラウン2000 4ドアピラードハードトップスーパーサルーン(E-MS105-TMGE)
1977年式~78年式
長野県にて 2014年3月21日撮影
こちらは中期型。最近長野県で撮影した未紹介個体です。
1977年から78年の1年間だけ生産されたらしいです。前期型とは、グリルやテールランプのデザインが若干違いまして、グリルにおける違いとしては、前期型に比べてサイズが大きくなった点でしょう。微妙な違いなので、結構分かりにくいのです。
オーバーライダーが見られないので、スーパーサルーンかスーパーデラックスかのどちらかだと分かり、ホイールのデザインでスーパーサルーンと断定出来ます。
トヨタ クラウン(MS100系)
1978~79年式
石川県にて 2013年8月14日撮影
これも未紹介個体ですが、石川県にある日本自動車博物館からの帰りの道中で発見した後期型です。
これも1978~79年の1年間だけ生産されました。後期型は違いが分かり易く、グリルが中期型よりも更に大型化され、デザインも少しだけ変わりました。
交差点の一角にあった車庫に保管されていたものですが、車庫に置かれているため、ドア枚数やホイールのデザインが分からず、この写真だけではグレードの特定は難しいですね。オーバーライダーがあるので、カスタムエディションでは無い(つまり、ロイヤルサルーンかスーパーサルーン)という所までは分かるのですが・・・。