スズキ スズライト・キャリイ(L20)
1965年式
スズキ歴史館にて 2013年4月7日撮影
2代目キャリイは先代 と同じくボンネットタイプでしたが、居住性向上とと荷台面積の拡大のためにオーバーハングを切り詰め、見事荷台を20cm程延長することに成功したモデルです。
見てお分かりのようにこのキャリイは“アサヒビール仕様”となっており、アサヒビールから譲り受けた当時の資料を基に、スズキが正確に復元したものだそうです。L20キャリイ以外にも、スズライトバンFEのアサヒビール仕様車もあったようです。
このキャリイのように昔の営業車というものは、会社のカラーに合わせてカラフルに色分けがなされていたり、ロゴマークやキャッチコピーなどがボディに大きく書かれていたりと、見ていて楽しいものでしたが、最近はそういう営業車も結構減ってきましたよね。我ながら味気ない世の中になったものだと思います。昔は、クルマはもちろん、家電から食品から家からなどなど、あらゆるものに暖かみというものがあったように感じます。タイムマシンがあるならば、僕は1960年代の世の中に行ってみたいですね。
おまけ
スズキ スズライトキャリイバン(L20V)
1965~69年式
長野県松本盆地にて 2012年4月4日撮影
L20キャリイの草ヒロは2台見つけていまして、そのうちの1台をご紹介します。
草ヒロの宝庫と呼ばれる長野県、その中で聖地と呼ばれるN、A、S、U、S、Iといういくつかの地域があります。その地域のうちの一つにあったものですが、近くにあるミニキャブEL&L20キャリイのコンビと共に知名度の高い草ヒロの一つなのではないでしょうか。
残念ながらフロントは撮影していません。今考えると、なぜ撮影しなかったのかと自責の念にかられてしまいます。再撮影を試みようと、こののちに何度かレンタサイクルを用いて探すのですが、どうも見つからないのですよね・・・。まさか撤去されたのかと不安になっているところなのですが、置いてあった地点が曖昧であるせいもあるので、撤去されたと考えるのは早合点でしょうかねぇ。