日産 エコーロング(GHC240W)
1968~70年式
山梨県富士五湖地域にて 2014年5月6日撮影
先週のバスから程近い場所に貫録ある姿で鎮座していたのは、日産の黒歴史とも言える、2代目エコーでした。実は、リコール制度が法制化されたきっかけは、2代目エコーのプロペラシャフトの欠陥がきっかけだったのです。
このエコーは、現役当時旅館の送迎車として用いられてきたようですが、物置にされるに従い、文字部分は塗りつぶされてしまった模様。腐蝕によりサイドパネルが大きく剥がれ、内部が露出してしまっています。更に、内部には植物まで育っており、夏場はもの凄いことになると推測出来ますが、いつしかは植物によって破壊される時が来そうで恐ろしいですね。かなり長い間放置状態にあると思われ、既に物置としての役目を果たしていないと言えます。
6か月前、同じく富士五湖地域で2代目エコーの草ヒロを発見し、紹介しました(冬枯れの山梨、ミニ探索(3) を参照)が、同じ地域に同じ草ヒロが(しかも珍しいエコー)あるというのは興味深いですね。
カラーは市販と同じブルーで、そのまま旅館の屋号を書いただけの送迎車って、最高に渋いです。フォグランプがまた良いアクセントとなっています。ここは霧が発生しやすい地域なので、フォグランプは必要なのでしょうね~。
「NISSAN」エンブレム。赤い塗装が剥がれて地の色が露出しているのが、またイイです。
「Echo G4」エンブレム。
G4っていうのは、ガソリン4サイクルエンジンのことでしょうか?