スズキ アルト(SS30V)
1979年式
スズキ歴史館にて 2013年4月7日撮影
「アルト47万円」・・・衝撃的なキャッチコピーで登場し、軽ボンネットバンブームの火付け役となった初代アルト。これほど低価格を実現出来て尚且つ装備はしっかり揃っている、そんなわけで瞬く間に大ヒットを記録してライバル会社、ダイハツからミラクオーレという対抗馬が登場したのでした。
当時、乗用車には物品税が課せられていましたが、軽商用車は課税対象外。そういった穴を突いて税金がかからない貨物車扱いでアルトを登場させたのです。表面上は貨物車であってもちゃんと4人乗れる事実上の乗用車だったということも、ヒットを加速させた要因なのでしょうね。
昔はスズキの主力だったアルトも、現在はワゴンRにその地位を奪われてしまいましたが、それでもアルトはスズキの一ラインナップを担うクルマとして今も売られ続けているのです。
おまけ
スズキ アルト(SS40V)
1982~84年式
山梨県甲府盆地にて 2014年4月20日撮影
参照:未紹介個体
未紹介個体ではありますが、後期型の初代アルトの草ヒロを発見していたので紹介します。前期型も発見しているのですが、ここは敢えて後期型で(笑)。
1982年にMCされると、ヘッドライトの形状が古めかしい丸目から、80年代風の角目に変更されました。僕的には丸目の方が好きなのですがね。それ以外には特にこれといった変化は無く、あるとすれば4WDの「スノーライナー」が登場したことぐらいでしょうか。
日当たりの良い果樹園棚に放置されていたためか、昔は燃えるような赤だったであろうボディカラーがパステルカラーのように薄く退色してしまっていました。赤や黄色のボディカラーはそういったところが欠点ですよね。