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草ヒロ物語 ~The epilogue~

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前回の話

「草ヒロ物語」を知らない人はコチラへ。

キャラクターの顔が見たい人はコチラです。

 

助手 「それにしてもたくさん見つかりましたね!今日の探索で。」

見習い 「まさか地元にあれだけ草ヒロもとい駐ヒロがあったとは・・・。灯台下暗しって本当っすね~!」

博士 「うむ。台数にして8台か。まだ日が暮れたわけでもないし、探索しようと思えばまだまだ出来るのじゃが、これはちょっと今後の計画を練らんといかんからな。」

助手 「確かに、数時間探索するだけであれだけ見つかるということは、まだまだ地元には草ヒロが眠っているということですからね。」

博士 「そういうことじゃ。まぁしかし、草滅会も探索したみたいじゃから、あんまり悠長に構えていることは出来んぞ。」

助手&見習い 「はい!気を引き締めないといけませんよね、博士!」

 

ブー・・・ブー・・・

 

博士 「・・・ん?何じゃ?草研宛てにメールが来たみたいじゃ。・・・我々草研は、一応HPを運営しておってな、草ヒロに関する話や知識を掲載しておるのじゃが、メアドも公開しているのじゃ。草ヒロ好きの方と交流することが目的なんじゃ。」

助手 「なんか説明口調ですね。僕は知ってることなんですが。」

博士 「・・・。」

見習い 「あれ?博士って、一応ケータイ持ってたんすね。・・・とは言っても、まだガラケーみたいですが。プププ~。」

博士 「うるさい!ガラケーで何が悪い!また年寄りをバカにしおって!これじゃから最近の若者は・・・・・・って・・・・・・な、なんじゃとぉ~!?」

見習い 「どうしたんですか?」

博士 「く、草滅会本部からのメールじゃ!メアドを知っとるということは・・・奴ら、ワシらのページを見ておったのか?」

助手 「それで、メールの内容は何なんですか?」

博士 「うむ。では、読み上げるぞ。『ふっふっふ。ご機嫌いかがかな、博司よ。お察しの通り、私は草ヒロぼくめつ会本部長の信濃だ。お前ら草研がHPを開設しているように、我々草滅会もHPを作ったぞ。そこでは我々が見つけた草ヒロを掲載し、撤去の様子を公開するつもりだ。世の中の草ヒロ好きが悔しがる姿が目に浮かぶぜ・・・。・・・それにしても、地元にこれだけの草ヒロが眠っていたとは。完全に盲点だったな・・・。今日の収穫を早速公開したから、URLをここに貼っておく。撤去も私の有能な秘書が今夜中にやってくれる。ま、せいぜい何もできず悔しがることだな!はっはっはっは。またどこかで会おう!』・・・とのことじゃ。全く、奴らは・・・。」

助手 「草滅会、ホントひどい奴らですね!明らかに僕たちを挑発してますよ!」

博士 「うむむ・・・。確かにこれはワシらへの挑戦状ともとれるの。こうなったら、ワシらも対抗して、草ヒロを見つけてはHPに公開するしかない!もちろん場所を特定できないような処置をしてからじゃが。」

助手 「そうですね!もう来週も探索しましょう!・・・なんなら、草田くんは大学があるので無理ですけど、僕たちは平日でも探索できますよね?急いだほうがいいですよ~!」

博士 「まぁまぁ、確かにそうじゃが、今度はちゃんと準備をした方が良い。取り敢えず地図の土地利用を見て草ヒロがありそうな土地を挙げていくのじゃ!」

助手 「・・・それもそうですね、博士。」

見習い 「あ、でもオレ、水曜日と金曜日は全休、つまり一日授業がありませんから、水金なら大丈夫っすよ。」

博士 「・・・なに?最近の大学生はそんなにヒマなのか?・・・ワシは大学行っとらんからよぉ分からんが、毎日授業があって、毎週レポートに追われ、バイトにサークルと、毎日忙しい・・・というイメージなんじゃが。」

見習い 「いや、オレ文系なんですけど、文系は割とヒマなんすよね~。バイトも週一ですし、部活・サークルは入ってませんよ。」

博士 「そうなのか。・・・まあ、そんなことはどうでも良いわ。とにかく!水金空いていようと、探索は来週の日曜日に行う。平日は探索ルートを練るから、暇ならオヌシも来るのじゃ。」

見習い 「ハイハイ。分かりました~。」

博士 「ハイは一回じゃ!」

見習い 「・・・はい。りょーかいですっ!」

 

 

「この物語、そして物語に登場する団体・登場人物は、ワシも含めてフィクションじゃ。実在するものとは一切関係ないぞ。」

「“草ヒロ物語”って、終わっちゃったんですね。」

「・・・そんなことこのワシが知るわけ・・・いや、まあ良い。ここはメタ発言が許される場所じゃから言うが、“草ヒロ物語”はこの回をもって終了じゃ。・・・なあに、そう残念がらんでもよい。来るべき時が来れば、その時にまた再開するじゃろう。読者の諸君よ、楽しみにしておくのじゃ!」

「しかし博士、本当に楽しみにしている人っていたんでしょうかね?」

「それを言うな!いてくれなきゃここまで連載した意味がないじゃろうが!」

「読者の皆さんの反応も薄いですよ?」

「いーや、別にそれで良いのじゃ。反応などしてもらわなくとも、皆さんがちゃんと楽しんでもらえればそれでよいわい。」

「博士~、そうやって自分を納得させてるんでしょ~?」

「・・・何か言うたか?」

「い、いえ。・・・な、何でもありませんよ~。」

「“草ヒロ物語”、再開をお楽しみに!」

「うわっ、草田くんいつの間に・・・?」

 


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