ダイハツ ハイゼット・アトレー550(S65V)
1981年式
山梨県甲府盆地にて 2013年5月3日撮影
これを見て、「な~んだ、ただのまゆげハイゼットじゃん。珍しくもない。」なんて思ったそこのアナタ(?)、いつかきっと損しますぞ~(謎)。
ただのまゆげハイゼットにしか見えないかも知れませんが、これは、ハイゼットの上級バージョンのアトレーなのです。ロールーフでデカールもないので、エンブレムでも見ない限りアトレーとは分かりません。
顔が前期顔ですが、この顔のアトレーはまだハイゼット・アトレーという名前で、あくまでハイゼットのいち派生車みたいな扱いでした。前期顔のアトレーは2年しか生産されなかったので、割と珍しいのです。
・・・皆さんも、ご自身の画像フォルダを漁って見てください。きっとアナタが撮影したアトレーは後期顔ばかりの筈ですぞ~。
このアトレーが珍しいという根拠はこれだけではありません。更に珍しいと言える証拠となるパーツがあるのです。
それは、スライドドアウインドウの2個のツマミ!この判別方法は、まゆげハイゼット好きの方に教えていただいたものなのですが、このツマミが窓の下側にあるものは1981年だけ製造された初期型なのです!
よって、このアトレーはツマミが下側にあるので初期型ということになります。おぉ~珍しい珍しい。
・・・どうでしょう?
このアトレーが神々しいものに見えてきましたよね(え?そうでもないって?)。
皆さんも、まゆげハイゼットは見つけすぎて辟易しているでしょうが、窓のツマミに着目して撮影すると、結構楽しいかも知れません。
ちょうど、クローバーがたくさん生えている草原から、四つ葉のクローバーを見つけるような感覚です。
僕もカウントしてみたところ、ツマミが下にある最初期型の台数は、まゆげハイゼット&まゆげアトレー35台中、たったの3台でした。百分率にして、約8.6%です。さすがに四つ葉のクローバーの発生確率より圧倒的に高いですが、それでも中々見ないと思いますよ。100台発見して8、9台しか見つからない割合なのですから。
見よ!
これが、ハイゼット・アトレーのエンブレムだ!(だからどうなんだ)