今週は、トヨタの高級セダンを2台ご紹介します。
トヨタ チェイサー 4ドアハードトップ
アバンテ(E-GX71-DTPGE)
1986~88年式
神奈川県にて
マークⅡ/チェイサー/クレスタの3兄弟が売れに売れまくっていたバブル期の70チェイサーです。
チェイサーは、マークⅡやクレスタとは異なり、高級路線よりもスポーティ路線で勝負していくクルマでしたが、バブル景気が加速していった80年代中頃・・・3代目になったチェイサーは「アバンテ」という上級グレードをスポーティ路線からラグジュアリー路線へと振りかえました。
当時バカ売れしたとは言えど、消費消費の時代だったバブルでは長く乗られることは少なく、残存割合はかなり低いと思われます。
大体未だにこういったクルマをノーマルで乗っているのは、まだ若かった頃に購入して今まで大切に乗ってきたお爺さんのパターンが殆ど。
例に漏れず、このチェイサーもお爺さんが乗っていました。
トヨタ クラウン 4ドアハードトップ
2500ロイヤルサルーン(E-JZS131-ATPQF)
1989~91年式
神奈川県にて
先程のチェイサーとは1世代ズレますが、このクラウンもバブル絶頂期に発売されて大ヒットを飛ばしました。
当時はセンチュリー、セルシオに次ぐヒエラルキーに位置していたトヨタのセダンの筈なのですが、月間販売台数ランキングでは一時期同社の大衆車のカローラをも抜き去る月もあったとか。バブル景気が生んだ、ある意味異常事態ですね。
張り出した大型バンパーと気品溢れるデザインのホイール、上品な2トーンカラーが魅力的な個体でした。
恐らくこの個体も、お爺さんが大事に維持して乗られているのでしょうね。