2015年4月1日撮影
家の割とすぐ近くに、現役のU11とPU11が集められている駐車場があるのですが、今回はこの2台を紹介します。
ちなみに、モザイクがかかっている個体は言わずもがなP11かPU11かのどちらかなのですが、この個体はまだ紹介しません。
・・・というのも、この画像は今回のシリーズの探索日とは別の日に撮影したものであり、今回のシリーズの探索時にはまだいなかった個体ですので、まだ紹介しないというワケです。
一体いつの日になるやら分かりませんが、この画像を撮影した探索の連載にてご紹介したいと思います。
まずは1番奥のブルから。
日産 ブルーバードハードトップ(U11)
1983~85年式
神奈川県西部にて 2015年7月24日撮影
大ヒットをかました910ブルの後釜を担うU11型。セダンとHTは1983年から87年まで生産されました。
デザインこそは910をフィーチャーした直線志向のものとなっていますが、駆動方式は全く違うものとなりました。910まではFRでしたが、FF化の時代に合わせてブルーバードもU11からはFFに。トヨタのカローラが全車FF化によるユーザー離れをなくすためにFRモデルを残したように、メーカー側もその辺に関しては不安だったでしょうが、そういった心配は杞憂に終わり、問題なくU11も売れ続けることとなりました。
それにしても、綺麗なボディですねぇ。青空駐車とは思えないくらいです。
きっと大事になさっているのでしょう。
さてお次は・・・
日産 ブルーバードマキシマ(PU11)
1984~86年式
神奈川県西部にて 2015年7月24日撮影
ブルーバードマキシマです。
ただのデカいU11ブルにしか見えないでしょうが、なんと心臓部はV6エンジンという、車格に見合わぬ豪華なものを搭載しているのです。
これは元々北米で販売されていたものであり、ビッグトルク・大排気量を好むアメリカ人向けに味付けされたブルーバードでした。
それをバブル景気の波に乗っていた当時の日本が逆輸入する形で売り出したのがブルーバードマキシマです。バブルだからブルーバードの豪華版でも売れるだろうと、日産の経営陣が踏んだ結果と思われます。
こちらも隣のU11同様、かなり綺麗な状態で駐車されており、ノーマルのホイールが最高にエモいです。
イエローフォグも、何とも言えない味がありますネ。
もう1台、バブルの日産が生んだ名車を紹介します。
日産 セフィーロ(A31)
1988~92年式
神奈川県西部にて 2015年7月24日撮影
スカイライン/ローレルのシャーシを利用した高級FRセダンとして1988年に登場しました。
斬新なデザインで話題を呼んだ、S13シルビアのオプションパーツであるプロジェクターヘッドランプを標準装備し、後の日産車の標準フェイスとなる2穴のグリルも相俟って、個性的なデザインとなりました。
この個体はどうやらグリルが変えられているようですが・・・。
何処かで見たことのある顔だと思いませんか?
・・・そうです。恐らくこれ、S13シルビアのグリルを移植して、S13顔のセフィーロにしたものだと思っているのですが・・・真相やいかに?