今日は、イタリアンスポーツカーメーカー(近年は普通のクルマも作っていますが):マセラティのクルマを3台紹介します。
マセラティ ボーラ
1971~75年式
魔方陣スーパーカーミュージアムにて 2014年7月13日撮影
ボーラというと、フォルクスワーゲンの小型セダンを思い出す方もいるでしょうが、マセラティにもボーラというクルマがありました。
デザインはスーパーカーの王道を行くリトラクタブル・クーペスタイル。しかし、リアクウォーターにも大きなガラスが付けられていたり、スーパーカーと言えばV12が多い中、V8エンジンを採用する等、どこかズレたクルマとなっているのがマニア心をくすぐられます。
また、ミラーが右側にしか装着されていないというのも、アシンメトリーを狙っているかのようで面白いですね。
マセラティ メラク
1972~83年式
魔方陣スーパーカーミュージアムにて 2014年7月13日撮影
フロントから一見すると、ボーラのただの色違いに見えるでしょうが、よーく見ると細部が異なります。
エアロパーツ装着の有無、フロントグリルの意匠、ドアミラーの形状が異なるのです。
ベースは勿論ボーラ。ボーラを次世代へ向けて改良したのがメラクです。性能だけでなく、居住性も改良されており、この狭さで2人分乗車スペースが増えました。・・・後席の人は地獄でしょうけど、無いよりはマシという考えなのでしょうね。
前から見ると両車はほぼ同じですが、リアスタイルが大きく異なります。
クーペスタイルよりもノッチバックスタイルの方が冷却効率が良いらしく、性能向上のためにノッチバックにしたものと思われます。それだけではどこか不格好なので、ルーフとテールの間に梁を渡して自然な感じにした・・・といった具合でしょうね。
残りの一台は、コレです。
マセラティ ミストラル
1963~70年式
魔方陣スーパーカーミュージアムにて 2014年7月13日撮影
ミストラルというと、日産のRVしか知りませんでした(汗)。
このクルマはここで初めて知りまして、「ミストラルっていうクルマ、他にあったんだ~」と軽く驚きましたね(笑)。
ボーラやメラクよりも昔のマセラティ車で、3500GTの後継として開発されたクルマのようです。