長らく続いたこのシリーズも、今日で最後。
最後を締めるスーパーカーはこれです。分かる人には分かります。
ランボルギーニ 350GT
1964~66年式
魔方陣スーパーカーミュージアムにて 2014年7月13日撮影
トラクター屋から始まったランボルギーニが初めて製造した市販の乗用車で、締めたいと思います。
曲線のフェラーリとは対照的な、直線的なキャラクターが売りのランボルギーニですが、一番最初のランボルギーニはこんな流麗なラインを持つクルマでした。
巨大なグラスエリアが開放的でとっても気持ちよさそうです。ここまで大きな曲面ガラスを作るとなると、当時ではかなりお金がかかったのではないでしょうか。まあ、お金持ちをターゲットにしたクルマなので、いくら製造コストがかかろうと値段を吊り上げれば問題ないのでしょうけど。また、カエルの様に飛び出た目玉が愛嬌ありますねぇ。
心臓部は3500ccのV12エンジンを搭載し、270psを発生するという、最初のクルマにして暴力的なパワーを持っているようです。
澄ました顔して、実は凄いクルマなんですねぇ。車重も1500kg程度と、昔のクルマだけあってパワーの割に結構軽いです。これは運転したら楽しそうなクルマですなァ。
総生産台数は約130台と、最初のランボだけあってかなり少ないです。今は一体何台残っているのでしょうか・・・。もしかしたら、日本にいる350GTはこの一台だけなのかも知れませんね。
車名エンブレム。
Superleggeraというのは、イタリアのボディ架装メーカーであるカロッツェリアが得意とするボディ構造。
これのお陰で1500kgという軽量ボディを製造できているのでしょうね~。
お知らせ
来週より、「めがね橋・伊香保自動車博物館+おまけの佐久探索」シリーズ(長い!)を連載します。
草ヒロ探索の収穫から始まって、博物館のクルマで締めるという今回のシリーズと同じ方式で進めていきますので、宜しくお願いします!