マツダ ユーノス・プレッソ(EC8) マツダスピードA-SPEC仕様
1991~98年式
東京都にて
峠道ですれ違ったところを激写・・・!
ユーノス・プレッソは、マツダが5チャンネル体制を取っていた時代の産物です。
小型のパーソナルクーペとして登場したプレッソ。欧州車の雰囲気がウリのユーノス店で販売されました。また、急なチャンネル拡大に伴い、車種を増やさないといけなくなってしまったため、エンブレムを変えただけで外見は瓜二つのAZ-3というクルマを、大衆車を売りにしているオートザム店で販売しました。
どちらも今では滅多と見かけない貴重なクルマです。
クロノス兄弟のように販売店の性格によって外見を変えたら、もう少し売り上げがマシになったかもしれませんが、当時のマツダにはそれほどの余裕はなかったのでしょう。
差別化されていたことといえば、プレッソがV6エンジン、AZ-3がL4エンジンという、販売店の性格に沿って搭載するエンジンを変えていたことくらい。しかも、その差別化もエンジンの共通化によって途中から無くなってしまうのですがね。せっかくクルマは良いものができているのに、売り方がヘタクソってやつです。
後ろから見た時のデザインが独特なクルマでしたが、メカニズムの面でも独特だったのは、搭載するエンジン。
1800ccのV6を搭載するにあたり、世界最小排気量のV6エンジン搭載車として有名になったこともありましたね。・・・まあこの直後に1600ccのV6を搭載するミラージュ6とランサー6に記録を更新されてしまうのですが。
BMWの3シリーズですら4気筒エンジンを搭載するようになった現代・・・気筒数や排気量を減らしてターボでパワーアップを図るというダウンサイジングが主流になってきた現代では考えられないことですが、開発がバブル期と聞いて納得の面白さです。
おまけ1
ボンネット中央のエアインテーク、流線型ボディ、リアタイヤのスパッツなど・・・ぱっと見でなにやら凄い雰囲気を感じるクルマです。
こんなクルマは見たことなかったので、車種不明に終わってしまうか・・・!?と思いきや、キャノピーの形に見覚えがあったので調べてみると・・・FD3Sではないかという結論に達しました。
こんなボディキットがあったのかは不明ですが、恐らく・・・FD3Sをベースとしたカスタムカーと思われます。
おまけ2
マツダとは関係ないですが、先ほどの2台と出会った道路と同じ道で見かけたものなので、ココで紹介します。
バタ臭い顔のマスコットキャラ(スマイレージという名前です)が特徴的な、ヨコハマタイヤの古い看板。
物によっては錆び付いてスマイレージ君の顔がホラーになっていることも・・・(笑)。
この車屋は嘗てはダイハツ車を扱っていたようで、シャルマンやらクオーレやら、今は亡きダイハツ車の名前がまだ残っているのが素晴らしいです!どちらも字体がオシャレで素敵ですねぇ。