日産 フェアレディZ-T 2by2(C-GS31)
1976~78年式
長野県上田地域にて 2014年3月20日撮影
数回にわたる紹介となるほど旧車が沢山いた“ミステリーゾーン”のも、今回で最後となります。
トリを務めるのは、“シングルエリア”(エリアっていうのか?)にいたS30Z。最終型の最上級グレード:Tの2by2(4人乗り)モデルでした。
孤高のスポーツカーらしく、ヤードで固まりもせず行進もせず、道路脇にポツンと一人佇んでいるように放置されていたのが印象深いです。
S30Z(というかフェアレディZ全般に言えることですが)は人気が高く、物置に適した形状もしていないので、今日見掛けるとしたら何らかの改造が加えられた現役車両か、ヤードで放置されているかのどちらかなのですが、この個体はそのどちらにも属さない珍しいシチュエーションにいるZでした。さすがに物置として使われているわけではなさそうですが(汗)。
ナンバーが付いており、当初は路肩に駐車するような感じで置いてあったのでしょうが、雨ざらしにされて動かされずほっとかれる内に・・・今では100%放置車状態になってしまって動かすに動かせないという状況でしょう。
とは言え、広範囲に広がっている錆びも表面的なものにとどまっていますし、外装品もほとんど取られていないという、置かれている環境からはとても想像できないような素晴らしいコンディションを保っている尊い個体です。末永く第二の車生を送ってほしいですね。