オペル ベクトラA
1993~95年式
神奈川県西部にて 2016年撮影
数ある輸入車の中でも、VW・BMW・ベンツ・ポルシェといったかなりの人気を誇るブランドが犇めき合っているドイツ車。そんなみんな大好きドイツ車の中でも異端児と言えるのがオペル。2006年に国内市場から撤退した、どことなくマイナーな印象があるオペルですが、90年代は日本でもそこそこの人気はありました。
特に人気だったのが、ヴィータ・アストラ・ベクトラの3車種。現在でも見るオペル車と言えば、90年代頃のそれら3台のいずれかなのです。
今回紹介するのは、中型セダンのベクトラ。Dセグメントに属し、同国のライバルとなる3シリーズやCクラス程の売れ行きは無かったものの、日本で強大なブランド力を誇る二社に真っ向から対抗するかたちとなった割には善戦し、初代(の後期型)・2代目モデルは今でも稀に見かけます。
この個体は住宅街を駆け抜ける一通道路脇の倉庫内に放置されており、ボディが収まり切っていないのか、フロントをチョイ出しした状態にありました。・・・まあそのおかげもあってか、無事発見することが出来・・・それに加えて、シャッターの錆が垂れてボディを汚していることで放置車らしくなっていました。
品川ナンバーが付いているわけが気になりますねぇ・・・。