前回の話
「草ヒロ“撤去”物語」を知らない人はコチラへ。
秘書 「梅林を抜け、住宅街も抜け・・・現在、海の方へと向かっております。」
ボス 「本部の方へと戻っているわけだな・・・。」
山中 「海かぁ~。海沿いって、クルマが錆びやすいから、案外放置車両が多いんですよね~。」
ボス 「そうだ・・・。今まで海沿いを集中して探したことは無かったが、今回何か見つかったら、充填して探索するのもいいかも知れんな・・・。」
上田 「ええ。」
ボス 「・・・お、あれは・・・。」
秘書 「古そうなセドリック?・・・いや、グロリア、ですかね?」
No.019
日産 セドリック
ジャマレベル:★★★★★(小さな駐車場を占拠しているぞ!)
景観悪レベル:★☆☆☆☆(ナンバーも付いてるし、ちょっとボロい実同社にしか見えない。)
貴重レベル:★★☆☆☆(430セドリックは人気だが、タマ数はまだまだ残っているな。)
総合評価:邪魔だから撤去するしかないな。
ボス 「ナンバーが付いているから現役かと思ったら、放置車じゃないか・・・!」
秘書 「車検も切れているとは言え、比較的最近切れたようですし、放置され始めたのは最近でしょうね。」
上田 「やはり海が目の前だから、リアがこんなサビているんですね~。」
ボス 「そうだな・・・。これは折角の駐車場を占拠しているんだし、撤去せねばな・・・。」
山中 「いや~でも、セダンのハードトップって、今考えたら凄いですよね~!」
上田 「何がですか?」
山中 「あ、・・・いやだってよぉ~。Bピラーがねーんだぜ!?窓をフルオープンにしたら分かるけど、剛性大丈夫なのかった心配になるくらいだぜ!」
ボス 「この当時は、安全性よりもデザインが重視されていた・・・ということだろう。・・・若い上田には分からんだろうが、この当時はハードトップが流行ったのだ。水篶はギリギリ知っているかな?」
秘書 「は・・・!このセドリックは私が小学生の頃よく走っていた記憶があります。しかし、その当時はカリーナEDをはじめとする背の低いハードトップが流行っていた時代ですね・・・!」
ボス 「お~、その時代か・・・。カリーナEDとは・・・これまた懐かしい名だ・・・。」
山中 「デザイン重視の・・・あの時代がまた来ませんかねぇ~。」
ボス 「最近はデザインにこだわっているようなクルマが増えてはいるが・・・、私にはどうも受け付けられない・・・。年を取ってしまうと、自分が若かった頃のものが一番いいように思えてしまうのだ・・・。」
山中 「まぁまぁ、誰でもそうですよ!ボス!」
上田 「気にすることはありません!」
秘書 「自覚なさっているだけでも素晴らしい事ですよ。」
ボス 「ハハハ・・・そうか・・・。・・・それはそうとして、まあ・・・そろそろ頃合いか・・・。」
手下達 「・・・?」
ボス 「・・・さあ、本部に戻るぞ・・・!」
「なんか、最近、撤去の様子が見られないんですけど・・・。」
「・・・作者は一体何をやっているのだ・・・!?前回もそうだったし、このままでは草滅会の信頼も堕ちてしまうぞ・・・。」
「いつかは用意するんで、もう少しお待ちを・・・!」