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ぶらり博物館めぐりの旅 in 広島(6)

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今日はトヨタの旧車をまとめてご紹介します。

 

 

 

トヨタ トヨペット コロナマークⅡバン

デラックス(RT67V-FD)

1968~70年式

福山時計自動車博物館にて 2013年8月5日撮影

 

(比較的)お手ごろFRセダンだったマークXが、今やカムリに吸収され、血筋が完全に途絶えてしまったマークⅡ。セダンがクルマの標準形だった昔は、クラウン・カローラに並ぶトヨタの看板車種でありました。

そんなマークⅡの初代モデル…のバンがコチラ。

今でいえばカムリにバンが設定されるようなものですが、この時代ではあらゆるセダンにバンが設定されていたので、高級セダンにバンがあっても何も問題が無かったのです。

 

今や絶滅危惧種のボンネット付きのバンが、昔はなぜここまで一般的であったかというと、商用と自家用を共用するという家庭が多かったためです。今では考えられないことですが、昔はそうだったのです。

ならば、ハイエースやライトエースのような1BOXを使えばよかったのではないか…というと、どうやら昔は1BOXは完全に仕事用のクルマというイメージで、ボンネット付きのライトバンは1BOXよりも上級といいますか、カジュアルな用途としても使えるクルマというジャンル分けがされていたようなのです。

そのため、自家用と商用を兼用したい人にとってボンネット付きのバンは非常に理にかなった存在だったわけであります。

それが時代の変化と共に、自家用車を商用で使うというシチュエーションが減っていき、また、より豪華に…よりカジュアルになっていった1BOXカー:所謂ミニバンが台頭してくるという二大要因によって、ボンネット付きのバンは急速に市場から淘汰されていったというわけであります。

 

そういう観点をもってこのクルマを改めて見てみると、昔の時代背景が目に浮かんでくるようで面白いではありませんか。

 

 

 

エンブレムです。

 

 

 

 

トヨタ パブリカ デラックス(UP20D)

1966~69年式

福山時計自動車博物館にて 2013年8月5日撮影

 

もう一台のトヨタ車がコレ。

トヨタが本気を入れて開発した国民車のパブリカ。名前も、国民車・大衆車という意味の"public car"からきていることからも、トヨタが「これぞ大衆車だ」と胸を張って言える程、力を入れて開発したものだと分かります。

700ccはともかく、この800ccモデルに関しては、現在でもこのような自動車博物館や旧車イベント、草ヒロとしても見ることが出来ます。それほど売れたクルマなのでしょうね。


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