先週お知らせしたように、今週から月曜日はウチにやって来たニューMINIでドライブした時に発見した収穫を紹介していきます。
首都圏の方はご存知かも知れませんが、首都高には大黒PAという、どういうわけか"ヘンなクルマ"がいっぱい集まるパーキングエリアがあるのです。
休日は勿論のこと、平日でさえもいつ行っても何かしらのネタ車両がそこに止まっているという驚異の異空間…!
この日のドライブで、たまたま大黒PAを通るルートで走っていたため、ついでに寄ってみようということで寄ると…そこには沢山の"ヘンなクルマ"が集結していました。このシリーズでは、全てを紹介していてはキリがないので、気まぐれに一部だけ紹介しようと思います。
サーブ 900 5ドア
1993~97年式
大黒PAにて 2015年2月22日撮影
知る人ぞ知る、スウェーデンの自動車メーカー:サーブのクルマです。
スウェーデンの自動車メーカーというと、多くの人が安全神話のボルボを起こい浮かべるかと思いますが、日本ではボルボの他にもサーブが小ヒットをかました時期もありました。
航空機・軍需品産業では主要なメーカーのサーブですが、自動車部門ではそれほど華が無かったためか、何度か経営破綻し、2011年にはサーブは倒産。2012年に復活し、NEVSという会社に買収され、2016年以降はクルマもNEVSブランドで販売されているとか。
そんな日陰のサーブですが、自動車業界でも偉業を成し遂げたことが少なくとも一つあります。
…それは、ターボ車の量産です。
サーブは世界で初めて量産車にターボを載せて販売。99というクルマに搭載されたのです。
現在では、小排気量でも大きなパワーを引き出せるとして、多くの車に搭載されいる当たり前の機構:ターボチャージャーですが、世界で初めて量産車で採用したのは小メーカーのサーブだなんて、なんかいいですよね(笑)。
航空機で培った技術があるからこそ、ターボ車の量産に踏み切れたのでしょう。
このクルマは、そのサーブの主力車種となった99の後継車の900。そして二代目です。
ボディタイプは3/5ドアハッチバックとコンバーチブルが用意されていました。