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Channel: ころころな趣味。
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黄昏の甲府盆地(12)[終]

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このシリーズも、短いですがもう最終回…!

最終回を飾るのは、最終回に相応しき大物個体です…!

 

 

 

 

マツダ ファミリアワゴン

デラックス(MSAG)

1964~67年式

山梨県甲府盆地にて 2015年5月23日撮影

 

それはそれは珍しい、初代ファミリアのワゴンでした。…丸目四灯はワゴンの証!ですから…!

航空写真で発見した時ですら、水色でライトバンっぽい形状に明らかに大物の薫りがして楽しみだったのですが、ものの見事に期待通りの大物でした…!さすが山梨…!

"航空写真探索"は、ストビューを用いた探索よりも車種の判定が難しいので、"行き当たりばったり探索"のワクワク感に近いものを感じることが出来るので割とおススメかも知れません。…まあ、"行き当たりばったり探索"のワクワク感には敵いませんがね。

 

果樹園のど真ん中にある為、航空写真で見つけていた時から接近は容易でないものと分かっていましたが、この大物を目の前にして望遠撮影は…と途方に暮れかけたところ、丁度農作業中のおじいさんがいたので、これはチャンスとばかりに撮影交渉…!

ありがたーく許可を頂きました。

おじいさんは、「雑誌かなんかの取材?」と仰っていましたが、強ち間違ってはいないかも知れませんね。巨大な一眼レフを持っていたのでそう勘違いされたのかも知れませんが。

 

車種の珍しさもさることながら、内陸県ならではの状態の良さに軽く感動。もう半世紀近くこの世に存在する鉄なのに、普通に形を保っているのは凄いと思います。

…とは言え、程よい錆は草ヒロを惹きたてるのに重要な役割を果たす存在。あまりに綺麗すぎても草ヒロとしての面白みが無くなってしまいますが、この個体は錆具合も美しい。青いボディに適度に散りばめられた茶色い錆は勿論のこと、青い塗料を塗る前の赤い地の色も見えているのがなんとも言えないよさ味を感じます。

錆の茶色、地の赤色を惹きたてるには、青いボディがもしかしたら一番おあつらえ向きかも知れませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

お知らせ

 

当シリーズは、今回をもって連載終了でございます。

よって次回以降…毎週木曜日は、今まで通りの毎週火曜に加え、"ぶらり博物館めぐりの旅 in 広島"シリーズを連載していきますので、よろしくお願いします。


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