ニッサン U690
1963年式
福山自動車時計博物館にて 2013年8月5日撮影
日産のバスというと、現在はマイクロバスのシビリアンしかないので、中型・大型バスは日産ディーゼルの専売特許のように考えている方も多いでしょうが、1970年代前半頃までは日産も自前でバスを作っていました。
ボンネットバスから、キャブオーバーバス、リアエンジンバスまで、考えられるすべてのタイプのバスを作っていた頃があったのです。
今日紹介するこのバスは、見ての通りボンネットバス。
縦目4灯が大きな特徴のU690というバスです。MCで横向きの4灯に変えられてしまいますが、やはりインパクトはコチラの方が大きいです。この顔はボンネットトラックにも採用され、そちらは680という型式です。
ここには他にもいくつかボンネットバスが置いてありましたが、どれもシッカリ動く個体のようでナンバー付きで動態保存されていました。おそらく、地元の旧車イベントの時は出張って多くの人々を楽しませているのでしょう。
ボンネットバスは、年老いた人々を童心に返らせる…ある種のタイムマシーンと言えるかもしれませんね、
ニッサン FS680消防車(奥)
1964~66年式
福山自動車時計博物館にて 2013年8月5日撮影
こちらが"消防車エリア"にいる690前期とほぼ同じ顔の680中期の消防車。大きな違いは"NISSAN"エンブレムの位置です。
消防車の草ヒロはまず見ることは出来ませんから、ここの博物館で数多くの消防車を見られるのは大変有意義です。