三菱ふそう キャンター
ディーゼル 2トン 高床式(K-FE100B)
1978~80年式
山梨県甲府盆地にて 2014年12月25日撮影
実はワンダーとデボネアのすぐ近くには、まだ旧車がおり、とんでもない旧車密集地帯となっておりました。今日はそれと別の場所で発見した旧車を紹介しておきます。
寅さんエルフに並ぶ、80年代小型トラック界の代表選手、黄金キャンターです。フロントのデザイン全てが昭和感満載の漢らしいトラック。
驚いたことに、今でも現役のご様子で、某地元中小企業の社用車として使われているようでした。やはり大企業ではなく地方の中小企業ということで、社用車の代替わりのサイクルが長いのでしょうねぇ。
物持ちがいいのは感心です。…とは言えまあ、実情としては、お金に余裕が無くて新車を導入出来ないだけなのでしょうけど…。
青と赤という見た目に派手な原色系の色使い…まさに昭和のセンスってやつです。今の時代には似合わない古臭さでしょうけど、昭和後期の時代を駆け抜けた黄金キャンターにはぴったりでしょうし、僕はこういうカラーリングの社用車は大好きです。
こういったカラフルなコーポレートカラーを身にまとう社用車も少なくなりました。
マツダ タイタンワイドロー 2t 標準ボディ
ディーゼル3000(K-WEWOF1/N-WEFAT)
K-WEWOF1:1980~83年式
N-WEFAT:1983~84年式
山梨県甲府盆地にて 2014年12月25日撮影
もう一台の旧車は、黄金キャンターに関連してこのクルマをチョイス。
エルフやキャンターの後塵を拝しながらも、長年の間堅実に売れ続けていたマツダの小型トラック:タイタンです。現在でも名前は残っていますが、悲しいかな宿命のライバル(エルフ)の体を借りて販売されることとなってしまいました。
このタイタンは偶然か必然か、黄金キャンター前期型と同世代の2代目前期型です。
初代同様、当時のマツダのイメージカラーである青色をイメージカラーとし、デザインは平凡だった初代の面影を感じさせない奇抜なものになり、競合する他社の製品との差別化を図っております。
この個体は工事現場の事務所的な場所で働いている様子でしたが、使い古された老兵といった感じの黄金キャンターとは対照的に、ピッカピカの新米クンといった雰囲気を保っていました。日頃から丁寧に使われているのでしょうねぇ。