トヨタ トヨペット・トヨエース(SKB)
1957年式
九州自動車歴史館にて 2014年8月2日撮影
零細運搬事業で大活躍、高度経済成長を支えたオート三輪。
そんな三輪車の全盛期がいつまでも続くかのように思えましたが、このクルマの登場によりオート三輪市場は大打撃を受け、マツダやダイハツといった大手メーカーが残るのみとなってしまいました。
というのも、トヨエースが出るまでは、信頼性が高くて安価で小型のトラックは半ばオート三輪の担当であったために、より安定性の高い四輪でそれをカバーするモデルが出てしまうと、かなりの大打撃を受けてしまうのです。
このトヨエースはオート三輪の発展を失速させたと言えば聞こえは悪いですが、小型の安価な四輪トラック市場を開発させたということで、よりよい経済の発展に繋がったということで、充分名車と呼べるクルマでしょうね。