前回、“カオナシテントウ”を紹介した時に気が付いた方もおられるでしょうが、実は“カオナシテントウ”の後方には草ヒロがいたのです。
それが、この山のヌシともいえる個体。草ヒロのお山特集はこの個体をもって締めさせていただきます。
ダイハツ ミゼット(MP5)
1962~69年式
山梨県甲府盆地にて 2016年3月16日撮影
どうでしょう!?この草ヒロ…!彼は、ダイハツのミゼットMP5くんです!
いや~、ひっじょーにすんばらしい個体ですねぇ~!!
ミゼットという昭和のクルマの代名詞のような存在が草ヒロになっているというシチュエーションだけでも、腹八分目といったところなのですが、それに更に盛り合わせるかのように、イイ感じのヤレ具合朽ち具合をしていて、そしてこの荒野に眠るというロケーション…!もうお腹一杯、満腹です!
航空写真で発見した個体ではありますが、喜びも一入。山梨県の草ヒロの中でも一二を争う程素敵な個体であると僕は思います!!
それにしても、リアタイヤは捥がれ、荷台は崩壊し、窓ガラスは完膚なきまでに叩きのめされ、屋根は崩れるという…踏んだり蹴ったりでちょっと可哀想にも見えてくる状態ですが、それを芸術的な観点で評価するのが草ヒロという趣味。
このミゼットからは、強い“廃れの美”なるものを感じ取ることが出来ます。
ミゼットギャラリー
~ご自由にご覧ください~
本当に素敵な草ヒロですね!
おまけ1
実はあのミゼットのすぐ近くに、もう一台のミゼットがいたのです…!
それがこのガラクタ。
こんな状態でもアクセルペダル・ブレーキペダル・クラッチペダルが残っていたため、MPミゼットだということが分かりました。
おまけ2
そしてその傍らに落ちていたエンジンオイル缶。
この感じ、いいですなぁ。