この何の変哲もない野山の画像に、1台の草ヒロが隠れています。
皆さん、見つけることが出来ますかな?
…草ヒロ探索者のセンスが試される一題です⁇
おやおや、分かりませんか…?
そういう方にはヒント!拡大した画像をお見せしましょう。
流石に分かりますよね…!
谷を挟んだ反対側から見えた草ヒロらしき物体。210mmの望遠レンズを目いっぱい使っても1枚目の画像のようにしか撮影できないほど遠くにあるようでしたが、果たして辿り着けるのか…。
そう…Mission:No.2とは、これだ!
ホンダ アクティストリート L
ハイルーフ(M-VD)
1982~85年式
山梨県甲府盆地にて 2018年9月16日撮影
メチャクチャに狭い狭~い農道をヒヤヒヤしながら潜り抜け、無事草ヒロにありつけることが出来ました。
農道の入り口はまだ常識的な狭さでしたが、途中から本当に暴力的な狭さの道―右は絶壁、左は断崖という…右に寄ればボディを擦り、左に寄れば果樹園へ真っ逆さまのエリアで、ジムニー丁度1台分の幅しかない道―になってしまい、逐一ミラーと目視で確認しながらゆっくりゆっくり走りました。
…イヤハヤ、あれはもう、今まで走ってきた中で一番狭い道でしたわ。あれ以上狭くなるとジムニーが通れなくなるので、あれ以上に狭い道を通ることはないでしょう。お陰様でドライビングスキルのexp.がたくさん貰えた気がしますぜ。
しかも、難関はそれだけに留まらず、前門の虎後門の狼といったように、行き止まりの道であるが故に転回しなくてはならないという第二の難関が立ち塞がっていたのです。また、仮に転回しなかったとしても、その代わりとして後退しなければならないですし、どっちに転んでもヤバいのです。
“一歩間違えれば死!(色んな意味で)”の道を、前進より難しい後退で進むわけにもいかないですし、一応転回できそうなスペースがあったので転回することにしました。
そしてこれがまた大変だったのですよ。あの狭いスペースで転回するにはギリギリまで壁or崖に寄せなくてはならないので、動かしては降りて確認、動かしては降りて確認の繰り返し。さすがに憶測でギリギリまで寄せると本当に死にそうなので、ちゃんと確認しました。
そして十数回の切り返しを行い、何とか転回に成功!
ちょっとばかし心が落ち着いたので、クルマから降りて本命のアクティを撮影することにしました。
ここにたどり着くまでは、もはやアクティのことは忘れておりました。とにかく、ぶつけない様に、落ちないようにの一心でクルマを動かしていましたから。読者の皆さんも、草ヒロのことを忘れて文章を読んでしまったでしょう?(ただ長いだけでは…?)
あの苦労をしてまで、この草ヒロを撮影する価値があるかというと…答えは当然、ノー。これは今まででトップレベルにコスパの悪い草ヒロと言えるでしょうね。骨折り損のくたびれ儲けとはまさにこのことです。
…まあ、そういう点では思い出に残ったということなので、別にいいのですがね。終わり良ければ総て良しってやつですな。
サンルーフがスポーティでカッコ良かったです。