今回は、前回のように単一メーカーのネオクラ・レア車を紹介せず、色々なメーカーのごった煮で行こうと思います。
マツダ・ホンダ・三菱・日産・スバル・サーブ・フェラーリの7メーカー!この、とりとめのないゴチャ混ぜ感をどうぞお楽しみください。
マツダ フレアワゴン
IS(DBA-MM21S)
2012~13年式
神奈川県西部にて 2016年10月2日撮影
まずはこれ。
『これってただのパレットでしょ?…そりゃ~タントに比べりゃ売れなかったけど、わざわざ撮影するほど珍しくないでしょ?』…とか、『これってただのルークスでしょ?…そりゃ~タントに比べりゃ売れなかったけど、わざわざ撮影するほど珍しくないでしょ?』…とか思ったそこのアナタ、実はかなり珍しいクルマなのですぞ~これが!…という、いつもお決まりのパターンですが…。
エンブレムをよーく見てください。
マツダ!
これは僕もこのクルマを撮影するまでは知らなかったのですが、大ヒットをかますタントに追随して投入された、スズキのパレットの兄弟車は日産のルークスしかいないと思いきや、実はマツダにもOEM供給されていたのです…!
数年前からマツダの軽ワゴンは、“フレア”という名前を冠するフレアシリーズで統一するということになったこと、その第一弾が“AZ-ワゴン”改め、“フレア”。そしてその第二弾がフレアワゴンという名前で、スペーシアのOEMとして売っているというところまでは知っていたのですが、まさかスペーシアの前身のパレットのOEMにもなっていたとは。。。
僕が知らなかったのはそれもそのはず。ただ知名度が低かったというだけでなく、販売期間が極端に短いのです。なんでも、2012年の6月末から2013年の3月という僅か約9か月間の販売だったというのです。よって、市場に出回った台数もかなり少ないと言えるでしょう。
これはこれは、見つけたら撮影しておいて損はありませんぞぞぞ~!
……最近のスズキOEM繋がりで思い出しましたが、OEM以降の初代ミニキャブバンと初代タウンボックスも、初代フレアワゴンほどではないですがかなり販売期間が短いです。OEMになってから約1年後にエブリイがFMCをしたために、そのような短命に終わってしまいました。
ホンダ シビック 4ドア
35X・グランドステージ(E-EF)
1989~91年式
伊豆半島にて 2016年10月2日撮影
グランドシビック後期型のセダンです。
ナンバーが外されているようですが、まだまだ動きそうな気配…。最近退役された個体でしょうかねぇ。
三菱 ランサーEX
1800 ターボ(E-A175A)
1981~83年式
神奈川県西部にて 2016年10月2日撮影
箱根から降りていくときに遭遇したランタボ。行く方向が偶然同じだったため、結構長い間後ろにつくことが出来ました。
直線定規のみを使ってデザインしたかのような、丸い箇所が見当たらないデザインがナントモ80年代車らしくてカッコいいですよね~。
黒いミニリアウィングもいいアクセントになっていてGOOD!
日産 シビリアン
29人乗り ハイルーフ(RGW40)
1988~93年式
伊豆半島にて 2016年10月2日撮影
地方旅館の送迎バスという、古いマイクロバスが現存している定番シチュエーション。
2代目シビリアンは地方の旅館街へ行けばこのような形で未だに見ることが出来ますね。2代目コースターも然り。
スバル インプレッサ
22B-STI Version(E-GC8改)
1998年式
神奈川県西部にて 2016年10月2日撮影
これが今回の更新の目玉と言っても過言ではありません!
このインプレッサ、ただのインプじゃあないのです。スバリストの方が見たら、そのヤバさがお分かりいただけるのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、このGC8は特別限定モデル!その名も…22B-STI Version!ちと長ったらしいですね。マニアには22Bと呼ばれています。販売台数は、なんとたったの400台!1998年に生まれたころころと同い年のクルマですが、現在果たして何台残っているのやら…。
いや~、まさかこんな凄いクルマが地元で見られるとは夢にも思いませんでしたわ。
スバル インプレッサ スポーツワゴン
1.6ℓ CS-X(E-GF3)
1994~96年式
神奈川県中央部にて 2016年10月2日撮影
お次はこのインプ。セダンをも凌ぐ勢いで売れた初代のスポーツワゴンです。
フォグランプがないこととホイールのデザインより、中堅の位置づけである1.6LのCS-Xというグレードであると分かります。グリルのデザインからすると中期型ですネ。
22Bほど珍しいものではありませんが、未来永劫大事にされる保証があるハイパフォーマンスモデルの22Bとは正反対で、このような標準モデルは最初の数は多くてもどんどん淘汰されていきます。初代インプでWRXではない個体など、今ではかなり珍しくなってきているのではないでしょうか。また、後期型よりも前期や中期の方が見かけないという印象があります。皆さんも、発見次第激写してみては?
サーブ 9-3 スポーツエステート(ABA-FB207)
2008~14年式
静岡県伊豆半島にて 2016年10月2日撮影
サーブという、ボルボに比べると大分影が薄いスウェーデンの自動車メーカー。現在はブランド自体が消滅しているので、知っている人は一部に限られるでしょう。…これでも、ターボチャージャーを市販車で初めて搭載したのはサーブのクルマですし、90年代は同胞ボルボと共に日本でヒットをかましたのですがね…。
そしてこれは、そんなサーブが経営破綻寸前まで製造していた最期のクルマのうちの一つ。
デザインはこれまでのサーブ車のアイデンティティをうまく現代風にアレンジしたスタイリッシュなものになっており、没個性的とは言えないのですが、サーブブランドの没落もありまして、日本で売れたのもほんの僅かだとか。僕も、これを含めても3台しか見たことがありません。
フェラーリ 308GTS
1977~80年式
神奈川県湘南地域にて 2016年9月25日撮影
ラストはスーパーカーの金字塔:フェラーリのスーパーカーで締めたいと思います。
車種は、1975~85年の間におけるV8MRポジションの308。
地味にブログ初登場でございます。レプリカや、後継車種の328は紹介したことはありますがね。…で、これは正真正銘の本物…のハズ汗
フェラーリと言えば大体赤色、たまーに黄色という、売れるボディカラーがかなり偏っているメーカーなので、このフェラーリにしては地味な焦げ茶色は中々レアなのではないでしょうか。…しかし、これはこれで落ち着いた大人のフェラーリという雰囲気があり、個人的にはこういう色もアリだと思います。
やはり真っ赤だと街中で目立ってしまうでしょうし、フェラーリは欲しいけど目立ちたくはないという人に需要があったのではないでしょうか。
この個体は屋根が取り外せるGTSというモデル。GTSならではのタルガトップを開放し、信号が青になると湘南の海岸沿いの国道を颯爽と駆け抜けていきました。