今回紹介する地元のネオクラは…スポーツカー&スーパーカー!
イギリスとイタリアからはるばるやって来た二台にご登場いただきます…!
ジャガー XJS
1991~93年式?
神奈川県西部にて 2015年4月19日撮影
まずはイギリス代表(?)、ジャガーのXJSさんです!
さすがは紳士の国:エゲレスの自動車メーカーが生んだクルマ。ハイパフォーマンスカーといえど、決してアグレッシブではなくあくまでジェントリーなデザインであります。このクルマの性格自体、スーパーカーというよりはむしろ、ハイウェイを優雅にクルージングするGTカーの要素が強いので、こういった落ち着いた格調高いデザインはこのクルマのキャラクターに合っていると言えるでしょう。
この個体は、さすが高級車を維持できるだけあって、豪邸の屋根付き駐車場に置かれており、ジャガーもその環境に満足げな様子でした。
フィアット X1/9 1500
or
ベルトーネ X1/9
フィアット:1979~82年式
ベルトーネ:1982~85年式
神奈川県西部にて 2015年4月19日撮影
MR2が出る数年前にフィアットが開発した、ライトウェイトMRスポーツカーというMR2と同じコンセプトのクルマ。車名は、開発コードをそのまま車名にしたX1/9というもので、日本においては『エックスワンナイン』と呼んでおります。
デビュー当初のパワーは軽自動車に毛が生えた程度のものでしたが、1tを切る軽量なボディとオーバーステア気味になりやすいMRの特性もあってか、キビキビと走るいいクルマに仕上がっていたと聞きます。
デザインは、スーパーカーの雄:カウンタックのデザインを手がけた、あのマルチェロ・ガンディーニが主導して決められました。MRながらもそこそこロングノーズでスタイリッシュなデザインとなっており、リトラクタブルライトが精悍なフェイスを生み出しています。
X1/9は1972年に登場し、1989年まで…実に17年も販売されていたロングセラー商品。勿論、細かな改良を加えたり、競技用モデルが開発されたりするなど、長い間FMC無しで販売され続けたからと言ってもずっとほったらかしというわけではありませんでした。
…それはいいとして、ころころは外車に精通していないので、恥ずかしながらこの個体がどういったモデルなのか分かりません。少なくとも初期型ではないようなのですが…。
黄色と黒のドキツいツートンカラーに、ド迫力のあるエアスクープ、サイドやエアスクープにドンと構えるサソリ。そして、リアアンダーに書かれた"BERTONE"の文字…そうした点から考えると、普通のX1/9とはどうも違っていそうです。
まず、サソリマークがあるということでアバルトのX1/9かと考えましたが、調べたところ、アバルトが手掛けたX1/9はラリー用のレーシングモデルだけのようで、このような市販モデルはなかったらしいのです。…かといって、ベルトーネのX1/9と考えたとしても、調べる限りではここまで攻撃的な見た目ではありません。
エアスクープがありますし、見てくれはアバルトX1/9の要素が強いです(顔は通常モデルと同じですがね…)。オーナーさんが独自にカスタマイズしたものなのでしょうかねぇ。
このクルマの詳細について、何かご存知の方はご教示願います!