番外編その1のテーマは…道路標識!
久々のご登場でございます。
今回紹介しますのは、伊豆半島ドライブで遭遇した一つのちょっとだけレアな標識です。何が出るかは、お楽しみ…!
ちなみに、オマケとして湘南ドライブの時に遭遇した、ちょっとだけレアなディーラー看板もご紹介します。
徐行(329)(左上)
属性:規制 レア度:★★★☆☆
意味:車と路面電車は、徐行しなければなりません。
熱海ビーチラインにて 2016年10月2日撮影
その標識とは…「徐行」です!
見たまんまの通り、この標識がある場所では徐行をしなければならないのですが、この標識の意味から考えられるように、「徐行」は見通しの悪い道や狭隘道路、そして子供や老人が集まる施設周辺の道路に設置されていることがほとんどです。“徐行”というのは「ブレーキをかけてすぐに止まることの出来る速度」と定義されていますので、事故が起きやすい場所でクルマの速度を制限させる目的で設置されるというわけです。
…とは言え、そういった道全てに律義に設置されているかというと、そういうわけでもなく、設置基準はかなりあいまいなハズです。正式な標識を使う代わりに、ショボい立て看板やオリジナルデザインの標識で済まされていることもよくあります。
よって、公道に設置されている正式な「徐行」は結構珍しいのです。
ところで、来る国際化の時代(もう来てるか)や、東京2020で外国人観光客が多く押し寄せることを想定してか、2017年に「一時停止」のデザインが変更されたことは、標識マニアの方や最近免許を取得された方はご存知でしょう。
“止まれ”の文字の下に"STOP"の文字が追加されたのです。うちの近所の「一時停止」も、老朽化したものから随時新型に置き換わっているので、代替は進んでいるのでしょうね。
…で、そのことが「徐行」と何の関係があるのかと言いますと…実は、「徐行」のデザインも「一時停止」に準じて"SLOW"の文字が追加されることに決まったのです…!「徐行」はマイナーな標識ですから、このことについて知っている人は少ないのではないでしょうか。ただでさえ目撃件数が少ないというのに、新型の「徐行」を見たという人はもっと減るでしょう。
正直なところ、出回っている数が少ない「徐行」はデザインを変える必要があるとはあまり思えないのですが、形が「一時停止」と似ているからついでに変更しようということになったのでしょうかねぇ…?
ちなみに、こいつは本来「徐行」が設置されるであろう条件を満たしている道路ではなく、スピードの出る有料道路に設置されていました。
かなり珍しいパターンなのではないでしょうか。見通しが悪いわけでも、道路が狭いわけでもなく、本当に普通の有料道路です。
設置された理由は、「徐行」の下にある補助標識モドキ(何故こちらは正式なものを使わなかったのか…)にあると思われます。
“高波”と書いてあるので、『高波が来ても大丈夫なように徐行しろ』ということなのでしょうかねぇ?…この道路、すぐ横が海なので、台風が来た日にゃ大しけになることは間違いないのですが。イマイチ徐行しなければならない理由が分かりません。
…ま、だぁーれも徐行してませんでしたけどね!爆
熱海ビーチラインには、あれ一つだけでなく、広い区間にわたって複数個の「徐行」が設置されていました。補助標識:「始まり」と「終わり」を使えば2個で済むのに…。
狭い範囲でここまで「徐行」が密集しているのは、中々ないのではないでしょうか?
おまけ
冒頭でも述べたように、おまけはディーラー看板です。
さて、何が出るかな?
出てきたのは…マツダ(隣にはスズキも)のディーラー看板!
遠くから見てすぐ気付きましたが…この看板、あの“迷車”:クロノスの名前が載っているではありませんか!
すかさずカメラを取り出し、激写!
ちなみにこの看板、去年の11月に山梨県で見つけた全く同じものを紹介しておりました。山梨で発見したものはファミリアとタイタンとボンゴの文字はほぼ消えかかっていましたが、こちらの看板は日当たりが悪い場所にいるのか、保存状態が良く、少し色褪せる程度に留まっておりました。