ファイナルMissionは、ブドウを手に入れ『さあ帰還!』と思った矢先に発見した、ある“旧車”を撮影することであった…!
(右端から)
三菱ふそう キャンター30
1989~93年式
トヨタ ダイナ
1988~91年式
三菱ふそう キャンター30
1978~82年式
三菱ふそう ファイターミニヨン
1989~95年式
山梨県甲府盆地にて 2018年9月16日撮影
なんと、駐車場にシェルカラーのタンクローリーが所狭しと並べられていたのだ!…車種は最早今の都市部では見ることができない三昔ほど前の古いキャンターやダイナであった。。。
…ハイ。なんとも驚きましたね、コレは。
もう夕暮れも迫っていて、帰宅モードに突入していた時に突然目に入ってきたのですから…!いくら旧車や草ヒロの多い山梨と言っても、未だにこのような旧型トラックが平然と現役で使われているものなのですねぇ。
この集団の中で最も古いのは、左から2番目の黄金キャンター。一番右には黄金キャンターの次の代である5代目キャンターも居ます。
『…一番左にも5代目キャンターがいるじゃないか!』
…などと思ったそこのアナタ!あれはキャンターではないのですよ、コレが。
よーく見ていただければお分かりいただけるでしょうが、グリル上部のエンブレムが“CANTER”ではなく、“FUSO”になっていますね。そして、やけにごっついオーバーフェンダーに、キャンターには不釣り合いな覗き小窓。
…そう。これは、小型クラスであるキャンターのキャビンを借りながら、ボディサイズはしっかり中型クラスのファイターの物を使っているという、ファイターとキャンターのキメラのような奇怪なクルマ:ファイターミニヨンなのです!
この、中型トラックのシャシーに小型トラックのキャビンを無理くり載せるというカスタマイズが施されたトラックというのは、なにも三菱ふそうだけが行ったのではなく、他のメーカーにもライバル車として存在していました。いすゞからは、エルフ×フォワードの“フォワードジャストン”、UDからはアトラス×コンドルの“コンドルS”、そして日野からは“デーキャブレンジャー”というものが販売されていました。日野に関しては小型トラックの自社開発を行っていなかったため、レンジャーのキャビンを改造した専用設計品となっております。
『中型クラスのトラックは欲しいけど、中型トラックだとちょっと大きすぎる』という層が一定数いたため開発されたのでしょうねぇ。
そして左から3番目の位置には、5代目ダイナ後期型がいました。
コイツだけシェルカラーではなく、メーカーも三菱ではなくトヨタということで、なんだか疎外感を感じてしまいましたが、タンクローリーとしてしっかり活躍していることでしょう!
お知らせ
…というわけで、この回をもってこのMissionは終了だ。
無事何台もの草ヒロの捕獲(撮影)に成功し、道中で寄った“フルーツ公園”にてブドウを箱買いして第二のMissionも遂行。
親より与えられたPossibleなMissionは完遂できたというわけだ。ひと仕事終えた後の甘いブドウは格別。
また何らかのMissionが与えられたとき、また君と合うことになるだろう。。。それでは、さらばだ…!
…というわけで、来週から木曜日は、今週の月曜日にもお知らせしましたように、『にかいめの“おふかい”』シリーズを連載します。
どうぞよろしく~。