せっかく宮城に来たんなら、トヨペット・マイクロバスと某草ヒロを見終わった後はここも行かなくっちゃ!
…ということで、やって参りました某ヤード。
このヤードには…
草ヒロ好きにとっては天国ともいえるような…
目を疑うような光景が広がっていました。
60~70年代の草ヒロが入れ食い状態!
…というわけで、このヤードにいた草ヒロをメーカー車種ごとに紹介していきたいと思います。
まずはスズキから。
スティグレーなフロンテが3台と オーバルシェルなフロンテが1台…すなわち計4台のフロンテが固められていました。
フロンテの草ヒロは、車種が有名な割に意外なほどに見ないので、これにはころころも大層に驚くと共にとってもご満悦。
スズキ フロンテ71 GL-W(LC10WGL)
or
スズキ フロンテ72 GL-W(LC10WGL)
フロンテ71:1971年式
フロンテ72:1971~72年式
宮城県にて 2015年7月18日撮影
3代目フロンテ、リアデザインが変わらないまま何度もMCを行っているので、このようにリアしか見えない状況だと年式の判定が絶望的になってしまうのですが、とりあえず残ってくれていたエンブレムのお陰様で、1971年に追加された水冷車であることが分かりました。
さて、そこからが問題です。
三菱のパクリなのか、3代目フロンテは2代目ミニカのように年式を名称に取り入れ、小変更をするたびに名前をコロコロ変えていました。不評だったのか、フロンテ72を最後にやめてしまいましたが…(中途半端やな~)。
フロンテ71とフロンテ72とではフロントのデザインが異なるようですが、リアから見分ける方法を知らないのでこうなるともうお手上げです。
フロンテマニアの方、情報提供願います…!
スズキ フロンテ71 GL-W(LC10WGL)
or
スズキ フロンテ72 GL-W(LC10WGL)
フロンテ71:1971年式
フロンテ72:1971~72年式
宮城県にて 2015年7月18日撮影
グレードも色も全く同じフロンテです。
ただ、例によって年式が分からないので、年式まで同じかどうかは如何せん不明です。
スズキ フロンテ GD-W(LC10WGD)
1972~73年式
宮城県にて 2015年7月18日撮影
リアにガーニッシュが付いています。
一見グレードが違うだけかと思われる方もいらっしゃるでしょうが、これは1972年にMCが行われ、大幅にフロントのデザインが変更された後のモデル。角目ライトだったものが何と丸目になっています。あと、名称はフロンテ73ではなくただのフロンテに戻りました笑
リアは特に大きくは変わらず、変わったことと言えば上級グレードのみにガーニッシュが追加されるようになったことくらい。ガーニッシュがなければ、後期型だという判断は出来なかったことでしょう。
スズキ フロンテ FU(LC20FU)
or
スズキ フロンテ
4ドア スタンダード(LC20FU)
or
スズキ フロンテ7-S
4ドアセダン スタンダード(A-SS10)
FU:1973~74年式
スタンダード(LC20):1974~76年式
スタンダード(SS10):1976~77年式
宮城県にて 2015年7月18日撮影
最後はオーバルシェルスタイルと呼ばれたまん丸な4代目フロンテをご紹介。
…とはいってもロクな写真がなくてスミマセン。
まともに撮った写真が実はなく、花の方にピントを合わせた写真しか撮っていなかったので、ムリヤリそちらの方を使わせていただきます。
やはり大量に草ヒロが眠るヤードだと、その迫力に圧倒されて撮影していない草ヒロも出てきてしまうものです。気を付けなくてはなりませんなぁ。
年式判定ですが、フロントがゴッソリなくなっているせいでリアを向いているのと何も変わりません。グリルだけでなくバンパーやボンネットもないので、年式判定は難しく、一応サイドウィンドウの形状より、550ccのエンジンになる前のモデル、つまり360ccか450ccのどちらかであるということは分かりました。
…しかし、それでも550ccになるまでに何度かMCを行っているということで、可能性のあるものを書きだ出していくとこのように煩雑になってしまいました。
4代目フロンテが販売されていた時は丁度、軽自動車の規格変更でバタバタしていた時期と重なるので、何度も小規模なモデルチェンジが行われていたのです。
取り敢えず、ホイールキャップのデザインとフロントガラスモールからFU/スタンダードだと特定ができたのでそこは良しとしましょう。
FUとは4代目前期型における4ドアスタンダードポジションのグレード名。2ドアだとGUとなります。1974年のMCでナンバープレート架台が大型化した際にグレードの名称も分かりやすい一般的なものに変わりました。